「「陽気なバディムービー」ではなかったです。」ブライト はむさんの映画レビュー(感想・評価)
「陽気なバディムービー」ではなかったです。
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ウィルスミスが持つ近未来サイバーアクションといった世界観に、エルフやオークといったファンタジー要素を無理矢理くっつけてしまった映画です。MIBでは宇宙人とガッチリ築き上げた面白世界観が本作では成立していないような違和感。
ファンタジー種族間の差別を社会問題的に描こうとしながら唐突に魔法の杖だとか闇の帝王だと言われても、コメディ要素がないからいまいち親和してないと思う。それと相棒のオーク警官とエルフヒロインの魅力が足りない気がします。見てて思い入れがわかない。
悪いところを先に言ってしまいましたが、敵役のダークエルフトリオの超速アクションはかっこよかったと思います。活躍の場は少なかったですが、エルフ魔法捜査官の上流階級っぷりなども魅力的に映りました。
差別問題を盛り込もうとせず、アクション・ファンタジー・コメディ要素を強調すればより面白い映画になったのかもしれないなと。
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