ビジランテのレビュー・感想・評価
全56件中、1~20件目を表示
市議会議員の弟がデリヘルの店長ってありえない
初鑑賞
監督と脚本は『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』『日々ロック』
『ジョーカー・ゲーム』『太陽』『22年目の告白 -私が殺人犯です-』『ギャングース』『AI崩壊』の入江悠
ビジランテ?ゴジラ対ビジランテ!?
ビジランテとは自警団のことらしい
エロス&バイオレンス
土地を巡る遺産争い
舞台は架空の地方都市渡(わたり)市
おそらく入江監督の地元埼玉県深谷市かもしれない
凄腕の地元市議会議員だった父はDV男
息子3人は子供の頃から毎日暴力を振るわれていた
長男の失踪から30年後に父は亡くなり長男が戻ってきた
土地を相続した長男は頑として土地を売らず次男三男は土地を手放してほしい
ヤクザや地元の政治家が絡んでくる
次男夫婦のカーセックスのシーンはいらない
夫婦なんだから「中に出して」なんてセリフ絶対におかしい
入江監督の趣味だわ
気持ち悪い
おかげですのコントで松嶋菜々子に変なセリフ言わせる石橋貴明みたい
女性陣はオッパイは出すけどしっかりパンツは履いていた
全裸じゃないとちょっと不自然な場面でもパンツを履いていた
だいぶ昔に観たことがあるビッグトゥモローという雑誌のハウトゥーセックス特集に出てきた女性モデルを思い出した
焼肉店で大迫が三郎の手の甲に金属の串を刺すシーンがエグい
一部ヘイトスピーチと感じる者がいるがあの程度ではまだまだ
日本人同士でも起こりうる地域のトラブルが板エスカレートした形に過ぎない
地方都市の閉塞感というステレオタイプな者もいるが外国人は東京や大阪の方が圧倒的に多いし報道ではあっちの方が派手にヘイトスピーチしてる感じ
舞台は埼玉だから地方としては微妙だし東京だって板橋にイオンショッピングセンターあるだろうよ
父の暴力に耐えかね家出し30年ぶりに帰ってきた長男・神藤一郎に大森南朋
渡市市の市議会議員になった次男・神藤二郎に鈴木浩介
デリヘルの店長をしている三男・神藤三郎に桐谷健太
渡市の市議会議員だった三兄弟の父・神藤武雄に菅田俊
二郎の妻・神藤美希に篠田麻里子
大泉一派の参謀的役割をしている岸公介に嶋田久作
渡市の市議会最大派閥の長・大泉源二郎にたかお鷹
二郎の顧問弁護士・飯田に日野陽仁
自警団の若者・石原陸人に吉村界人
地元のヤクザ大迫護に般若
横浜の借金取りに坂田聡
戻ってきた一郎が連れてきた女・サオリに間宮夕貴
三郎の店で働いていたデリヘル嬢・亜矢に岡村いずみ
新味無し
新味無し。
どうした、入江悠 。
幼稚な開発と地上げ、純粋悪の田舎政治家とヤクザ、典型的に疲弊した地方都市に、対照的に不器用だが心根は其々に優しい典型的三兄弟を置く。
1982年「さらば愛しき大地」を再見すれば済む。
ずっと続くなんだかなの緊張感、それぞれの意志を感じさせる表情カット...
ずっと続くなんだかなの緊張感、それぞれの意志を感じさせる表情カット、結局それぞれが嫌な父親からの血を受け継ぎ、最後は家族を守ろうとする。深い良い作品だった。
ビオランテかと思ってたら、なんと自警団!
観よう観ようと思っていたのに『ゴジラ対ビオランテ』のイメージがあったので、バイオ怪獣が出てくるものだと勝手に決め込んでチェックするのが遅れてしまいました。調べると、自警団の意味だとわかりましたが、相当重い内容なのでビックリ・・・『サイタマノラッパー』の時は単なる若手監督だと思っていたのに、入江監督の成長が凄まじいと感じる。
三兄弟が子供のころ、母親が亡くなってから父親のDVが酷くなり、ナイフで父親の首を刺して荒れ地に埋めた。そして一郎は家を出て行った。30年後、父親が亡くなり、長男の一郎がひょいと戻ってきて、遺言書の公正証書を盾に相続権を主張する。二郎は市会議員、三郎はデリヘル雇われ店長ではあったが、巨大なアウトレットモール建設のために二郎は会派の重鎮から一郎の相続放棄をするよう求められ、三郎も同じく雇い主のヤクザから同じことを迫られていた。といった展開。
田舎にありがちな利権がらみの買収計画。ベテラン市会議員の岸(嶋田久作)からもせっつかれるし、ヤクザからは二郎・三郎どっちでもいいから相続しろと脅される。一郎が一人で遺言書を持っていたのは何故なのか?何故荒地に固執するのか?という疑問点を残したまま、誘致計画は進んでいく。
暴力、そして権力。深い闇に包まれ、そして堕ちていく人間。さらには二郎も参加している自警団に若者の石原が入団して、中国人居住区に敵対する構図がまた黒い連鎖を表現している。自警団も政治家も同じ穴のムジナ。さらには地元のヤクザだって通じている。言い換えれば、彼らが田舎の町を牛耳っているのだ。
並行して見せる、右目を失明した石原の放火・暴行も現代社会の闇をえぐったような内容で興味深いし、メインのストーリーも秀逸だ。家族内での暴力、デリヘル嬢に対する暴力、そして暗い世界からもがき抜け出そうとする三郎がかろうじて暴力に立ち向かうのだが・・・。デリヘル嬢たちとそのまま逃げだそうとしたのに、やはりそこは重苦しいドラマ。余韻が残る。
田舎の描写 3.2点
田舎のポイントをよく絞って描写できてる気がします。
ちょっと映画っぽいところも良かったですね。
なぜ急に家族愛って大事だよねとなったのか、そうした回想録があっても良かった気がします。
個人的には、横浜ヤクザ、自警団が良かったですね。
田舎の政治はきっとあんなもんだろうと思います。
もっとひどいかもね。
ぐろい
ビオランテ??な状態で観て大ダメージ受け、単語の意味を調べてみてちょっと納得。こんな闇には踏み込みたくないなぁ。
あまりスッキリしない、気持ち悪い後味。観ていて善悪の境が分からなくなってくる感じがなかなか…。
GYAO!
深谷ノアール
埼玉ラブ監督入江悠が手がける深谷ノアール(ほぼ群馬)です。どこの街でもマル暴はいるけど自警団なんかいるのかなぁ?移民をやたら監視してます。やくざの下部組織の風俗店やら地方独特の哀愁を感じます。こんな地方都市で暮らす三兄弟のコアストーリー。入江悠オリジナル脚本の挑戦作なんだけど出来は普通。
般若が良かったけど篠田麻里子は下手くそ。
容赦しない 運命が暴れ出す
2019年10月6日
#ビジランテ 鑑賞
キャッチコピーは、「容赦しない運命が暴れ出す」
R15+です。
地方都市(と言っても埼玉)の閉塞感が全編に漂う映画。反社、風俗、外国人労働者、ショッピングモール計画、政治家の暗躍などなど
#大森南朋 のキレキレの演技がイイ!
#鈴木浩介 #桐谷健太 #般若
何故そこで止まるのだ
利権と暴力のどうしようもない連鎖がとても痛かった。私は三兄弟それぞれの行く末について、長男は逃避と堕落に徹底していると悪くは思わず、次男の覚悟はそれも一つの選択だと納得したが、それに対して三男の最後の行動だけは理解できず、これまでの頑張りを帳消しにする中途半端さで、何故そこで止まるのだ、とモヤモヤしながら観終えたが、あとからよくよく彼のこだわりについて考え、彼は兄弟愛に身を捧げたかったのかなという結論に至った。そこにはなんの得もなく、また満足できるような男の美学も感じなかったので、私としては残念だった。
あとから舞台が監督の故郷と知り、鉄塔のある田舎の風景は、この方にとっても憎き愛しき原風景なのだろうかと思った。
フィクションだとはわかっていても。
監督の故郷の深谷を舞台にしたやるせない、救いのない映画。経済ものを想定していたので意外だったが結構グロテスクなシーンも多い。オリジナル脚本らしい。ビジランテというのは"自警団"という意味だそうだが、よく深谷市の団体はこの映画の制作に協力したものだと思う。しかし、フィクションだとはわかっていてもこれを観て深谷(というか埼玉県)に住みたいと思う人がいるのだろうか?
【寒々しい関東の田舎を舞台にした暴力的なノワールムービー】
入江悠監督のオリジナル脚本が冴え渡る作品。
<ビジランテ:自警団 もしくは己の力で本当に大切なモノを守り抜く集団>
三人の幼い兄弟が、必死の形相で夜の河を渡る。追ってくるのは彼らの父親。冒頭から凄い熱量で迫ってくる。
父、武雄(菅田俊)の表の顔は地元を大きく発展させた立役者。が、家庭では妻を亡くした後、子供たちを虐待する暴虐者。
父の暴力から逃げ出した長男、一郎。
30年後、次男の二郎(鈴木浩介)は憎悪していた父の後を継ぐように市議会議員に。三男の三郎(桐谷健太)はデリヘルの店長としてヤクザに雇われる形で過ごしている・・。
武雄の死により、武雄名義の土地の相続問題が起こり・・・。
そこに、30年振りに現れた4億円の借金を抱えた一郎(大森南朋)が現れ更に問題は捻じれていく・・・。
・二郎の妻を演じる篠田麻里子の強かな策士ぶりに驚き
・彼らの実家を舞台にした凄惨な出来事の数々に慄き(何人死んだのか?)
・関東の田舎の歪み、排他的世界のリアリティさに怯む
<人間の欲と醜さと、故郷を捨てられない哀しさを関東の田舎の寒々しい風景を背景に、見事に映し出した群像劇>
<2017年12月10日 劇場にて鑑賞>
設定の割には三兄弟の中身が肩透かし。
地方で権力があった訳あり親父の死をキッカケに、失踪していた長男が次男と三男の元に戻り、土地の権利でひと騒動起こすお話。
三兄弟それぞれ性格バラバラで面白みのある設定ではあるのだが、次男以外の「人生揉まれて生きて来たんだろ?」的な行動も少ないし、やっと手が出て喧嘩になっても迫力無し。仲の良い事・・・。
メインの三兄弟の話より、中国人vs中国人大嫌い青年の話の方が面白く思えたりして。
1番最悪なのは篠田麻里子の演技かな。観てられませんでした。
もう少し三兄弟の荒い内容・ドロドロした内容を期待していただけに肩透かしです。
もう少しなんです😔脇役が良いだけに。
疑問
入江監督は好きだし応援もしてますが、本作品はどうしても脚本に疑問が残るし時間が長すぎるように感じた。
一郎の土地を守りたい理由が今ひとつ
二郎の奥さんのある行為の演出がくどい(セリフでも言うし、コートを脱ぐところも鈍重だし、ラストシーンでも議員の後ろでフォーカスされたり)
うーん
もっとテンポが良ければよかった。
全56件中、1~20件目を表示