「まあまあだった」ビジランテ 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
まあまあだった
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原題を舞台にバイオレンスや物騒な雰囲気を描く試みはすごくいいのだけど、肝心の物語の中心にあるものが土地の相続問題で、あまり機能していなかったように思う。あんな狂った男が政治家であったことにも驚きで外面がよっぽどよかったのだろうか。次男がその後を継ぐのが変だし、立場に執着しているのも変だ。長男がなぜ土地に執着しているのか、もしや冒頭で埋めた缶をずっと探しているからという理由だったら嫌だなと思ったらそうでなくて安心したのだが、だとしてもおじいさんが頑張って買った土地だからというのもあまり腑に落ちない。
男たちが争っているのは土地なのだが、あまりぐっと来なかった。三男の雇っている女の子の脱ぎっぷりがよかった。彼女たちの個性をもっと感じたかった。般若さんの存在感が素晴らしかった。
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