「センスの問題」ビジランテ さーさーさんの映画レビュー(感想・評価)
センスの問題
お洒落程無意味なものはないが、それとは違いこの世の中には、生きる上で”センス”というざっくりした尺度で定められる何か、がある。
その点でこの映画はあまりにも”センス”がない。
音楽的にも、演出的にもストーリーとしても。
監督がこの絵を撮りたい。こういうもので勝負したい、という気迫は大いに伝わる。
だがそこに、世に言う”センス”がない。というより、”センス”が悪い。
この圧倒的センスの悪さを評価するべきなのかもしれないが、これを評価する人は、やはり無意味なお洒落を重要視するタイプなのではないかと思ってしまうのです。
桐谷健太が好きだし、監督の代表作もみておもしろいと感じたことはあるが、この映画はあまりにも評価しづらいと感じる。
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