「脚本も監督オリジナルの渾身の作品」ビジランテ Rubysparksさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本も監督オリジナルの渾身の作品
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公開初日の初回を鑑賞。説明も少ないし、ストーリーもわかりにくいから、泣ける笑える感動させてくれる作品しか観たくない人には向かないかもしれない。表現もオーバーに感じたりするところもあったりした、けど作品が語りかけてくることを全身で能動的に受け止める映画体験は得難いもので、こんな作品こそ市民が護っていくべきと思った。
地方のデリヘルでは女の子が客にレイプされても店は守ってくれないのか?客は逮捕されないのか?それとも、犯人が一郎だったから泣き寝入りしたのか?わからなかったけど、それが一番こわいとおもった。あのあとクルマの中に残された女の子たちはどうするのかな。彼女らは自分たちを自警していけるのか。劇中いくつもの貧しいセックスが描かれていて、それも地方のやるせなさを際立たせていた。
長男の恋人がいつのまにか戻ってきてるのも説明省略してるんだろけどあれを母性とかいう評をみると都合いーなと思ってしまう。戻ってきちゃうのはわかるよ、ありえないとはいわない。でも、あれは母性じゃなくて中毒であり共依存。女も病んでるのだ。そこを描くのは男性の監督には難しいかな。まああえてはしょってるのかもしれないけど
あと、嶋田久作のセリフが聴き取りにくかったなぁ。滑舌の悪さも演出なの???
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