空飛ぶタイヤのレビュー・感想・評価
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【日々、厳しい労働に従事する人であれば絵空事とは思いながら琴線に響いた作品】
池井戸潤ワールド全開作品。
本木克英監督で、林民夫脚本で、松竹映画とくれば社会派エンターテインメント作品として期待できると思い、劇場に足を運んだが期待は裏切られなかった。
長瀬智也演じる赤松運送の2代目社長が、大企業の不正に気付き・・という設定だが、この大企業グループが誰が観てもM系でしょう、実際に同様の不祥事を過去起こしているし・・と直ぐに分かる作りに、良いのかなと思いながら鑑賞した作品。
下請け会社の厳しい毎日を描きながら、極上のエンタメ作品として仕上げた手腕は流石だと思ったが、実際にはもっと、ドロドロしているんだよとも思ってしまったなあ。
(周囲の年配のご婦人方が良かった!と絶賛していたが、貴方たち、本当に分かってんのか?と思ってしまったよ:申し訳ない。)
縦書き字幕付きのサザンオールスターズのこの映画の主題歌?もサラリーマンにとっては非常に心に沁みた作品である。
<2018年6月5日 劇場にて鑑賞>
池井戸さん作品は見る価値あり
原作、ドラマ見てません。
池井戸さんらしい男の真っ直ぐな気持ちを
描いた作品。
曲がったこと間違ったこと
それを許さない。
許してはいけない。
決して諦めず進め!
ってゆう内容。
守る。とは
責任。とは
すごく心に刺さる作品
見てて前向きになれました
「まとめる」のが巧み
ストーリーは、人間模様が複雑だけれど見やすく演出されていて。登場人物も多いけど、それぞれの役割が際立っていて、見やすい。脚本も映画としてちょうどいい長さ。鑑賞者が突っ込めないほど、穴のない「物語」の流れは、原作や脚本家のすごい几帳面さを感じる。
映画作りのお手本、のような映画のまとめ方。これほどの主役級の俳優陣をすべて「立てる」ことに成功しており、そんなキャスティング事情、映画を売らなければならない大人の事情をすべて飲み込んで、映画としてエンタテイメントとしてきちんと成立させている監督やプロデューサーの手腕に驚く。エンディング曲のクセの凄さに、唯一強い“こだわり”を感じた。
『ダンスウィズミー』の予告編と同じ、「マジか!」byムロツヨシ
巨大企業の隠蔽体質。それに立ち向かう中小企業の社長。従業員やその家族のことを考えての決断の瞬間が見どころでもあった。多くの泣き寝入り運送会社に全国行脚。石川県の言葉が聞けたので嬉しかった。最終的にはお隣富山県の会社の元整備課長(佐々木蔵之介)の資料が役に立ったけど、これでもまだ不十分。内部告発する勇気のある人間がいてこその不正暴露だ。
内部告発しても簡単にはクビにできない世の中にはなってきているけど、閑職に追いやられることは頻繁に起こっている。ディーン・フジオカ演ずる販売課長が栄転するといったエピソードは稀なんだろうけど、彼の決断もまた新部署で相手にされなくなったからだった。昔のように辞める覚悟がなきゃ男意気ってのを感じられないのも潮流なのかもしれない。
中小企業を舐めんなよ!の台詞が好き。結果は大逆転劇というものだったけど、多くの社長さんなら1億円の補償金で納得するのだろう。おかげで社長に死ぬまでついていく従業員も増えてはくるが、もし闇に葬られていたら・・・と考えるだけでゾッとする。
二番煎じ
意外に重たい・・・。
原作がいいんだから
残念すぎる
WOWOWにて鑑賞。
池井戸潤の原作も既読。
池井戸作品はテレビや映画では引っ張りだこ。
公開当時見に行くか迷った作品。
感想としては映画館に行かなくても良かったと思った。
色々な意味で脚本に穴が空きすぎる。
いらないセリフや演出がたくさんある。
約二時間に入れ込まなきゃいけないので仕方ないかもしれない。
それと主役の長瀬智也の演技が酷すぎる。
赤松運送は倒産の危機に陥っているはずなのに長瀬智也の演技はその危機感が感じられない。
赤松は必死になって泥臭く駆けずり回ってその結果運命が切り開かれていくのだがこれが演技から感じられない。
次から次へと襲ってくる危機。
それごもうダメかと諦めてしまうドキドキ感が原作にはあったが色々と割愛されすぎ。
原作はとても面白かったのでこの作品のクオリティに残念としか言いようがない。
童話のようなタイトルwww
終始重苦しい雰囲気
原作は読まずに、主題歌がかっこよかったから観ました。
半沢直樹のような、大企業体質から生まれた不正への逆襲ストーリーだろうなと思って観ましたが、その通りでした。
運送会社が起こした脱輪事故の原因を巡る調査がテーマ。
主人公だけでなく、色んな所に正義感を持って立ち向かう人がいて、彼ら個人の小さな抵抗が最終的に勝利につながるというのは良いストーリーの作りだなぁと思いました。
ただ、始まりから終わりまで終始重苦しい雰囲気で、不正を暴く鍵を見つけた時の快感とか、勝利の爽快感があまりなかったのがとても残念。
クライマックスで畳みかけるようにパズルのピースが揃っていって、相手が勝利を確信したところで大逆転!みたいな話だったらもっと楽しめたかもしれない。
さて肝心のサザンの主題歌はというと、曲はもちろん最高なのですが、歌詞と映画がマッチしているかというと微妙。
死亡事故が話の軸なので、サザンのどこかコミカルな雰囲気はアンマッチでした。
どちらかというと出世争いの歌なので、半沢直樹の方が合ってそうです。
もしかして偏見かも
人は、富や権力の為にそんなに非常になれるものなのだろうか…
私の父もかつて社長をしており、とは言っても小さな印刷業で社員は母とその他1人の細々としたものだった
にもかかわらず地方テレビ局の名刺などを作るほどの大仕事もやっていた。
そこそこの組織と渡り合っていたのだなと今になって思います。
もしかして父も灰色の組織の一員だった頃があるのかも知れない、そんな気にさせるこの作品でした。
今は多種多様な作品が自由に作られる時代、それでもまだ上からの圧力がかかり最初からボツになる物もあるのかと思います。
それもまた何かしらの圧力が作品作りの妨げになっている事もあるのでしょう
何が言いたいのかよく分からなくなってきた
もしも自分がそんな上の立場の人間になったら、右に倣えで大差ないのかな、どうなんでしょうねそこんところ教えてくださいよ〜〜
ゴーンさん
でわでわ
現代版 山崎豊子作風 池井戸潤
社会派ドラマ、特に実在事件をモチーフに
している作品は非常におもしろい。
共通して描く小さな存在が大巨人に立ち向かう。
そして勝つ。
誰もが好きな水戸黄門的な展開なんだね。
描くに時間が短いとか、
セリフが足りる足りないと
様々なご意見で賑わっておりますが、
ま、これはこれでいい。
だって映画にしたんだから。
まー俳優陣の豪華さと、キャスティングだけでも楽しめました。ホント豪華✨
私は大企業に勤めていますが、
映画やドラマで会社のワンシーンで
違和感がいつもあるのは、配置転換や
異動内示が人事部から発せられる。
この映画もそうだ。
何千人も勤務する大企業の中の異動対象者に
人事部が辞令を出すのか?
人事部が、その人の何を分かっているの?
辞令は、所属部門の管理職でしょ。
うちだけかな??
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