放課後戦記のレビュー・感想・評価
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かなり難解な作品です。 恐らく一度観ただけでは全体像は掴めません。...
かなり難解な作品です。
恐らく一度観ただけでは全体像は掴めません。
私は舞台版以降、10回近く観ていますが、ようやく理解が追いついてきたところです。
物語の理解が深まれば深まるほど、素晴らしい作品だと思い知らされます。
実は昨日(2020/11/23)まで、放課後戦記2020として、スケールアップした舞台が上演されていましたが、この作品の奥深さを改めて感じた次第です。
初演の舞台以降、DVD等も発売されています。
一度だけでなく何度か観て頂きたい作品です。
あなたにはあなただけの月が見えていますか
3回観ました。やっと書けるかなという理解度だ。終わってぐったりしていたので、最終日のみおりんの挨拶も頭にはいらない。(みおりんに)怪しいといじられていた監督が、この映画で現実のシーンはどこですか?という質問に答えていた。「最後のシーンだけです」ん?「最後から2番目のカット」じゃなくて?。とにかく私が書くのは現実のじゃないほうの感想だ。
ストーリーはたったひとつ。門脇瀬名は、手首を切って自殺しました。ただそれだけ。あとはこんな事になってしまった彼女の混乱した意識の世界の最期の瞬間と、起こった出来事のフラッシュバック。彼女の意識は重層化されてマトリョーシカみたいになっていてそれはみおりん瀬名の衣装で判別するみたいだ。1番中のマトリョーシカが彼女の中の人たちの世界。シーンはマトリョーシカの間を行き来繰り返し、間に彼女の強すぎる想いを象徴する巨大な月と、紙芝居的な絵物語が割り込んでくる。そしてこの絵物語の作者は実は彼女の中の人の一人、求邑知歌(窪田美沙さん)だ。思うにこれは物語というより、出口のない騙し絵ではないか。「ここを抜け出して現実に帰ろう」といってもその現実は・・。そして最終的には観ている人に自身への問いかけを要求してくる。
チープな感じと創る側の思い入れの強さ、荒削りな感じが(生徒会長の最期とか)、よくできたB,C級映画という感じ。欧州とかいったらけっこう受けそうな気がする。
ただキャッチコピーとかなんとかならないのかなあ。あれじゃ誤解されるでしょ。それともなんかの意図があるのでしょうか。
夢と自覚
突然、残り一人になるまで殺し合えと言われる世界に放り込まれた女子高生達の話。
放課後うたた寝して目覚めたら学校に閉じ込められて、ケガをしている人をみつけて騒がしいから逃げ出したら…余りにも唐突で良く飲み込めない流れからスタート。
学校潜入辺りで何となく話がみえて、後はタラタラタラタラ同じ様なことの繰り返し。
重ねられても怠いだけだしテンポも悪いし、言動も支離滅裂だったり言い訳染みていたりと残念な感じ。
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