グッド・ネイバーのレビュー・感想・評価
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報われないお話。
ストーリーが進みながらもところどころで裁判シーンが流れていく。
ショーンとイーサンは明らかにやりすぎで、家宅侵入や盗撮、人を脅かすような行動など、人としてやってはいけないことをしている。
奥さんを亡くしてひとりで孤独と戦うハロルド。
そのショーンとイーサンがいたずらで仕掛けたポルターガイストとも取れる現象を、「奥さんがいる、何かを伝えたがっている」と取ってしまったんじゃないかな。
そう考えれば、驚いたり通報したりせずにいることに納得もいく。
最後に移動したベルを見てしまったことで、亡くなった奥さんに呼ばれていると思ってあの結末を迎えてしまったと思うと、ハロルドが可哀想だった。
あなたはそういう風に見てしまってませんか?
人間が持つ、知らない、未知なるものへの不安感
そこから勝手な噂が流れ、起きてはいけない事が
起きてしまう。
この映画を見て思ってたのは
これはこいつらやり過ぎだよ。コイツらが悪い。
と思いました。
でも、自分に置き換えて下さい。
近所の挨拶を返さない人、仕事も何してるか知らない
ちょっと変わった人など
勝手な想像で噂話をしてませんか?
ちょっと盛って話したりしてませんか?
そんな勝手な噂話を間に受けた若者が
これと似たようなことを起こすかもしれない。
レビューを書いてて途中でそれに気付きました。
ある意味メッチャ怖い映画
悪ガキ共が100%悪い
自分のプライバシーには敏感なくせに、他人のプライバシーには土足で入り込んで探偵気取りの悪ガキども。
善悪の分別も薄く、自身への称賛のみが行動指針の基準。
他人への思い込みによりエスカレートする攻撃と、それから得られる達成感と虚栄心。
さらには自らの犯罪行為を隠蔽、ばれたら開き直って責任転嫁。
昨今のネットの書き込みなんかともダブって見えて、考えさせられる。
彼らには天罰を!
悲しくなる映画
思い込みや誤解を産むのは簡単で、また、一度そういう思い込みをしてしまうと、そういう見え方になってしまって更に誤解を重ねていく。
その結果として良くないことも起こり得る。
老人にとって怪奇現象が悪い思い込みを生み、少年にとっては老人の奇行が悪い思い込みを加速させた。
そんな風に見えました。
キャッチコピーからミスリードさせられたと某レビューに書き込みがありましたが、それも思い込みから起きているので、それも含め、思い込みの危険性を伝えたかったのではないかと感じました。
え?
予告、ジャケット写真を見てこれは「ドントブリーズ」のようなヤバイおじさん系映画かと思いきやまさかの展開に衝撃。
裁判のシーンがまたおじさんのヤバさを想像させるが最後は全然違う結末で涙まで流してしまった。
なんて可哀想な隣人なんだ…。観終わってからタイトルを考えると思いっきりネタバレしているような…。
しかし「このジジイかなりヤバい」のキャッチコピーのせいで自殺したあと、最後若者を懲らしめるための自殺だったのでは?とも考えてしまい、何ていうキャッチコピーをつけてくれたんだと映画好きの自分は思う。この映画をチェックリストに入れていたときにはジャケット写真が有ったが今は無くなっており色んな意見が寄せられたのではと勘操る。
ありもしないシーンで予告を作ってる映画も見たこと有るがそのようなありもしないシーン、言葉で作る予告編は是非とも止めていただきたい。
胸くそ悪いので低評価。
腹立たしくもあり切なくもある作品
まずこの作品のキャッチコピーがあまりに酷すぎる。 このキャッチコピーのせいで単純に刺激を求めて見た人間が作品が伝えたかったであろう部分をスルーして薄っぺらいレビューを書いているのがとても悲しい。 日本の関係者は作品を見ているのか?見ていてそれでもあんなキャッチコピーにしたのか? もしそうなら映画というものを馬鹿にしすぎているしそういう企業らには映画に関わってほしくない。それにしても・・・あまりに悲しく切なく救いのないエンディングに何とも言えない気持ちになった。あの若者達のようなレベルの愚行に走るYouTuberは流石にいないだろうが、メンタリティ的には同類な人達が大勢いるように感じるし他の人もどこかで書いていたが様々なものが歪んでしまっている現代社会への警鐘的な意味合いがある作品のように思える。そういった現実社会の問題点を感じ取れる人以外は肩透かし的なオチに見えてしまうのかもしれない。(感想は千差万別だし自由だが「何も心に残らなかった」的な事を書いているような人達とかね)
『ドント・ブリーズ』的なやつかと思いきや
とある映画レビュアーさんがオススメしていた作品。事前に予告編を観ていたので、「ユーチューバーが近所のお爺ちゃんにイタズラ仕掛ける」って程度の事前知識でした。
結論ですが、不満はかなりありますが、そこそこに面白かったと思います。「最後に衝撃の展開がある」と聞いていたので身構えていたんですが、イマイチ「衝撃の展開」とは感じられませんでしたね。でも、謎が謎を呼ぶストーリーやお爺ちゃんの意味深な行動など、観ていて興味を惹かれる展開が多くて、飽きずに最後まで鑑賞することができました。
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動画サイトに過激な動画を投稿しているショーン(キーア・ギルクリスト)とイーサン(ローガン・ミラー)は、向かいの家に独りで住んでいる偏屈な老人であるグレイニー(ジェームズ・カーン)に実験と称していたずらを仕掛ける動画を撮影し、再生数を稼ごうと考えた。グレイニーの留守中に家じゅうに監視カメラやいたずら用のトラップを仕掛けたのだが、地下室へ続く扉は厳重に鍵が掛けられていた。地下にいったい何があるのか、彼らはいたずら動画を撮影しながら、だんだんと興味を魅かれてくるのだった。
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偏屈な老人宅に侵入する若者。そしてその老人には隠された秘密がある。
あらすじだけ聞けば、『ドント・ブリーズ』を思い出すような内容です。『ドント・ブリーズ』は大金を持っているらしい盲目の退役軍人の老人宅に若者3人が強盗に入り、その老人に返り討ちに遭うというホラー映画ですね。
実際のところ中盤くらいまでは雰囲気が『ドント・ブリーズ』っぽいんですが、後半の展開や物語の構成が全く違いますね。何度も彼らの後日談にあたる裁判のシーンが挿入されるため、「老人へのいたずらが最終的にとんでもない事件に至ったらしい」というのが推測できるような構成になっていますね。これが物語の緊張感を持続させていてすごくいい演出だったと思います。
ただ、肝心のラストシーンの展開は結構拍子抜けだったように感じます。
グレイニーが抱えていた秘密も明かされてみればそんなに大したことではなかったですし、彼の自殺もかなり唐突なように観えてしまいました。個人的には「もうちょいマシなラストもあったんじゃないか」って思ってしまいますね。
猫によって隠されていたカメラが床に落ちてしまい老人宅に侵入するシーンも、イマイチ緊迫感に欠ける感じがしました。もう少し「危ない!見つかっちゃう!」みたいな展開があったら面白かったのになぁ…と、私は感じてしまいました。
まあ、ラストシーンや細かい部分には多少不満点はありますが、全体的には結構面白かった映画だったと思います。怖いシーンもあるし、心温まるシーンもあるし、観て損はない映画です。オススメです。
ミスリードなど、けっこう巧い構成
嫌われ者の隣人爺さん宅に心霊現象のドッキリ(ホーンティング・プロジェクト)を仕掛けたショーンとイーサン。照明、ドア、エアコンなど様々な仕掛けの反応を見ようと隠しカメラ映像を記録していく。やがて地下室へのこだわりを疑問に思い、彼の妻の死の真相が隠されているのではないかと疑うように・・・ 隠しカメラ映像とオタクな高校生の日常。特にホラー映画やB級映画のポスターでイーサンの性格もわかり、裕福な父親に買ってもらったプロ仕様のPCやカメラその他ハイテクアイテムの数々でショーンの家庭環境もわかる。 今風の映像が中心だけど、優れているのが老人ハロルド・グレインの妻との過去映像や裁判のシーンを挿入してあること。過去映像にはもしかして浮気?といったミスリードする若い女性も登場するし、法廷シーンでは誰が加害者で誰が被害者なのかわからないように描いてあることも特記できよう。 『ドント・ブリーズ』を見たことあるなら、地下室に死体か監禁女性がいるんじゃないかと想像させられるし、高校生らしい発想に騙されること間違いなし!とは言え、ネタバレはタイトルにしっかり書かれているわけだし、老人側の年齢の方が近い者としては悲しくなってくる結末だった。
ジジイのギャップ
少年二人が向かいに住むジジイの家に隠しカメラを仕掛けドッキリに反応するジジイの行動を記録してネットで配信しようとする現代のyoutuberの盛り上がりを象徴したような映画。人のプライバシーを侵害して楽しむ少年二人が胸糞悪い。それがジジイが先立たれ妻を思う心優しい人間だとわかったときは尚更その気持ちが強くなった
悲しい
やばいジジイ系(ドント・ブリーズみたいな)と思い込んで見て、違かったと、オチで拍子抜け。だが振り返って考えれば、冒頭でちゃんと「人は見たいように見る」って言っていたじゃないか、と、すごいなに感想が変わった。妻を想ってしまったのに、それがクソガキのいたずらってのが胸くそ兼悲しい。
人は見たいように世界を認知してしまう
イタズラを仕掛けた相手が実はサイコ野郎だった、、、
というお決まりのパターンを想定していたら完全に裏をとられた。
「人は見たいように世界を認知してしまう」ことが主題の作品。ターゲットにされた老人、イタズラする子供、そして映画の視聴者の3つの観点で複合的に表現されており、とても説得力がある。(その他、あらゆる登場人物に当てはまる)
老人:出来事を妻の思い出と紐づけている
子供:老人=悪人という前提で行動を理解している
視聴者:ホラー映画のセオリーを基準に視聴している
派手な作品ではないが、設定、ストーリー展開、描写、どこをとっても丁寧に作られていると感じた。
本作で主観と客観を分けられていたのは裁判官のみ。
第三者の視点で見ているため「人々が主観的に事実を解釈して動いている」ことに気がつくが、社会的役割(職業)などの必然性が無いと当事者がメタ認知するのは難しいのだろう。マスコミのように人々の認知を固定化・強化させる働きもあるので尚更。
うーむ(笑)、
怖そうでおもしろそう?、とも思って見てみたけど、なんか違った。 どんな終わり方か、気になって最後までは見たけどー、うーむ、というかんじ。 ま、話の流れもわかったけど、悪ふざけからここまでなるとはー、みたいな。 髪長い方の男の子が、やたら強引で「なんでそこまで必死なん?」みたいにも感じたけど。
【パッケージから想起するものとのギャップが凄い映画】
・とある高校生2人(イーサンとショーン)が、向かいに住む老人(ハロルド)にドッキリを仕掛けて隠しカメラで映像を撮り、それを作品化しようとした。ドッキリにあまり動じない老人が毎夜鍵のかかった地下室に行っていることに気が付く。そこには隠しカメラを設置していないため気になり、どうにか地下室に入って真相を突き止めたい!という大枠ストーリー。 [お薦めのポイント] 1.パッケージと内容のギャップ 2.切なさ ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ [物語] ・パッケージとジャンルをもとに、観る前から求めていた内容とは正直ギャップがあります。結構なハラハラ系を期待していましたが、際立ったハラハラも少なく、割と淡々と物語が進みます。物語終盤に近付くにつれて、「ああ、こういうことを描きたかったのか」と理解してくると、ギャップがあることを忘れて、単純にどういう結末に向かうのか、という部分に興味がわいていきます。 ・主人公の「誤解」「執着」「願望」が入り乱れたことで起こった終盤の物語が、切なさを誘う仕掛けになっているように思いますが、若干、(主人公が高校生なので仕方ないかもしれませんが)浅はかさも感じてしまうため、切なさへの共感レベルが低めでした。 [演出] ・猫を伏線として利用しているところは、印象深かったです。 ・高校生のはっちゃけ感をもっと強めに出して、老人の哀愁と対比させたら、もっと「切なさ」が押し出されたのではないかと思いました。例えば、映画[ハッピーデスデイ]くらい軽快な演出を取り入れてみたら面白いのでは?と思いました。 [映像] ・際立って感じたものはありませんでした。 [音楽] ・際立って感じたものはありませんでした。 [演技・配役] ・際立って感じたものはありませんでした。 [全体] ・何か大きく刺さるものはありませんでした。暇なときにさらりと観る映画、の印象です。観たことへの後悔などは起こりませんが、今の私個人としては、観ても観なくてもどっちでもよい映画、に感じました。地味さとパッケージギャップを感じたい、そこに楽しみのある方へはお勧めしたいですね。ありがとうございました。 #映画 #スリラー #スリラー映画 #サスペンス #サスペンス映画 #THE-GOOD-NEIGHBOR #グッドネイバー #2016年 #アメリカ映画 #カスラ・ファラハニ監督 #ジェームズ・カーン #デビュー作 #地味 #ギャップ #全体3.0 #物語3.1 #演出3.0 #演技3.0 #配役3.0 #映像3.0 #音楽3.0
カメラ
悪趣味な少年たちが、一人暮らしの老人の家に忍び込み仕掛けを設置して隠しカメラでその様子を記録するという胸くそ悪いストーリー。
「この老人やばい」の煽り文に、「ドント・ブリーズ」系統?と思うものの、結果は妻に先立たれた老人が家の仕掛けで起こされていた怪奇現象に妻の幻想を見たためか拳銃自殺した。
序盤の被告人を映さない裁判の場面と、証言台に立つ生き残っていることを示すキャラクター達に、真相を引っ張るやり方が上手いと思う。
「ネットに動画をあげて有名人になりたい」という今どきの承認欲求と、犯人の一人である主人公少年の恨みを元にして、話は進んでいく。
人は見たいものしか見ないと言った主人公の台詞通りに、主人公は老人がとんでもない狂人で悪人であることを望んだ。けれども現実にそんな人間は存在しなかった。
偏屈で近所の人への態度も悪い老人だったけど、病床の妻に献身的な介護をして、その妻が亡くなっても、思い出を手放すことが出来なかった一人の孤独な老人がいただけだった。
「実験動画をあげて沢山の人に見てもらって有名人の仲間入り」を狙う行動も、裁判所から出て犯罪者としてスクープされる形で叶えられる。
こんなんで叶えられても得るものがないし、自分の人生に大きな影を落とした馬鹿な行動だっただけだ。一緒になって囃し立てていた友人もそっぽを向く有様。
過激な思い込みや欲求のために危険で迷惑な行動をする傾向はありませんかと冷水を浴びせられた気分だった。
真新しさや強い印象はないけど、こういうオチの映画もあるよというラインナップを持たせてもらった。
退屈で胸糞悪い
バズり動画を撮りたくて、盗撮始める導入から胸糞悪い。
途中で主人公の1人イーサンにも訳ありなのが分かるけど、で?って感じ。
盗撮対象の老人も、さも訳あり犯罪者かもと思わせる演出してるけど、どうせ違うんだろうなって、と言うか退屈過ぎてどうでもいい。
結果、可哀想な老人を自死に追いやる胸糞悪い結末の上に、
イーサンが、復讐を果たしたからなのかマスコミに注目されたからなのか、「満足」的な笑みを浮かべるラストカットで胸糞悪さにトドメ。
なんだ。これ?
60
じじいの家の映像は定点カメラだけの方が臨場感が出たのでは。 途中で裁判シーンが出てくるせいで、警察官が地下室に入るシーンや二人が最後にカメラを回収しようとするシーンの結末がわかってしまいハラハラ感がない。 そして何よりタイトルのネタバレ感。笑 ストーリーが面白いだけにもったいないと感じた。
おうち-276
推し爺が増えた。 好きな爺グランプリは、マイケル・ケイン御大とアンソニー・ホプキンス御大がその座を争っています(私の中で。ずっとケイン御大が首位独走でしたが、最近ホプキンス御大のTik Tokに萌え警報。#どちらもサー)。 ホラー爺グランプリだと、ゲーム「バイオハザード7」のファミパンおじさん。次点で、『ドント・ブリーズ』の瞬間移動爺(私の中で)。 若い頃美しすぎ爺は、、、と推し爺トークが出来てしまう方は、要注意です。 ポスターもしかり、ストーリーが序盤からミスリードを誘う。 勘が鋭い方は、ちょくちょく挟まれる裁判のシーン(=事後)や、爺の回想シーンをつなぎ合わせて、結末を予想できるかもしれません。 私はミスリードされてるんだろうな、という感覚はありつつも、予期せぬ結末を迎えたので、、、😣 イヤサス?イヤホラ?というジャンルがあるならば、それかもしれません。 若者のイタズラをテーマにした映画は色々とありますが、イライラさせられた分の報い(罰や恐怖)を受けてほしいと思う私は、この映画の場合、まさにイヤサスでした。 独り暮らしビビリとしては、仕掛けのうち、どれが一番怖いかなと考えながら見ていましたが、十中八九どれもビビるよな、、、。 引っ越してすぐの家の、お風呂が沸きましたの音楽で頭ぶつけるくらいですから← ここまで大それたイタズラ(犯罪)ではないにしろ、ちょっとした思い付きの行動、ふとしたジョーク、ただなんとなくやってしまうことが、誰かにとってどういう意味を持つのか。 特に今このご時世、よく考えたいですね。
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