「落日の悪党達」アイリッシュマン こめちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
落日の悪党達
アメリカの移民の作る闇と抗争を歴史事実を背景に描いている。暗黒モノの代表、ロバート・デニーロ、アル・パチーノ、ジョン・ペシが年老いて現れる。ハーベー・カイテルも顔を出す。なんとも豪華な配役だ。これらが信頼と裏切りの歴史を奔走する。なんとこれらの面々がCGを使って若い頃が再現され最近は何でも出来るのだと驚く。アメリカの政治にこのように暗黒面が深く関わっていたことにも驚く。年老いて、それぞれが殺されたり病でこの世を去り最後は主人公の孤独な場面で終る。監督のマーテイン・スコセッシも老いて老境の共感のようなものを示した。どんなことをしても、どんな勢力を振るった者も最後は切り離され孤独に死に面さないといけないというわかりきった原則を長い映画で描いた。
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