「3時間半のアメリカ裏社会大河ドラマ」アイリッシュマン かつ丼さんの映画レビュー(感想・評価)
3時間半のアメリカ裏社会大河ドラマ
Netflix配信のみと諦めていたが、まさかの我が県での1館1日1上映だけだが歓喜した。
40年代から現代までの裏社会をマフィアの殺し屋フランク"アイリッシュマン"の視点で描いている。突然激昂する短気な一面もあるが基本的には寡黙で不器用なほど素直な性格だ。
コツコツ汚れ仕事をこなすうちに州を束ねるボスに気に入られ、あのホッファにも信頼され組合幹部に抜擢される。殺し屋を続けながら。
末娘ペギー(子供の頃の子役が可愛い)には彼の正体を見破られて、ボスやその仲間には懐かなかった。唯一懐いたのがホッファだった。そのホッファを殺した事も彼女には気づかれていた。娘たちが巣立ち、老人ホームに入ったフランクとは遂に死ぬまで会うことがなかった。
意外と辛くなかった3時間半だった。
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