「アメリカの闇が世界を破滅に導くことを警告する」エジソンズ・ゲーム アサシンⅡさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカの闇が世界を破滅に導くことを警告する
エジソンが不利な直流送電にこだわるアホのごとく描かれているのは少し微妙です。
いろいろな条件で直流が良い場合も有り、現在の日本でも直流送電されているところもあります、要は関連機器と相対的なコストの問題にエジソンは敗れただけなので、その点については、取り立てて問題にすることはありません。
この映画のテーマは、エジソンが人格破綻者でありながら、偉人としてアメリカや世界で尊敬され続けていることです。
日本では、電気椅子のネガティブキャンペーンや嘘、詐欺、だましが伝わっていませんが、アメリカでは、あれだけマスコミを使って下手な宣伝をするわけですから、エジソンが人でなしであることは周知のことなのです。
それを知った上でアメリカでは尊敬される、勝てば官軍、それがアメリカなのです。
原爆を落とそうが、卑怯であっても強ければ良い、それがアメリカだと開き直った、それが、この映画のテーマです。
だから、現在なら、黒人を殺すことを多数のアメリカ白人は悪いと思っていない、しないのはコストが悪いからです。
この映画の警告を知り、アメリカに対処すべきと注意してもらっている、良い映画です。
コメントする