アトミック・ブロンドのレビュー・感想・評価
全243件中、21~40件目を表示
とにかくド迫力の戦闘シーンが凄い!
89年のベルリンの壁崩壊が舞台で、当時の車、当時のファッション、当時の音楽をふんだんに散りばめた、極上のアクション・スリラーです。
特に、当時のソビエト製のトラバントを使ったカースタントは、まるで本当に発砲したかのように、相手の着弾と、車列の脱落の様子が、手持ちカメラにばっちり収まっている。「ボーン・アルティメイタム」が、さらに進化したようなアクションだった。
シャーリーズ・セロンの体当たり演技も素晴らしい。ヒールのとがった部分を武器にしたり、蹴飛ばされて階段から転げ落ちる様子は、直接的に「痛み」の伝わる戦闘シーンだ。「ジョン・ウィック」と、同じスタッフが手掛けたというのも頷ける。
キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロックなど、自分でプロデューサーも兼任する俳優は、アクションに取り組む姿勢が違う。覚悟を決めて、腹を据えている。
このスタイルの成功者は、何といってもトム・クルーズだろうけど、今後、彼女の主演作はセルフ・プロデュースの方向を歩むことになるのだろうか。
残念なのは、使用される楽曲が単調で、眠気を催すこと。確かに当時のヒット曲がいいタイミングで流れるのだけれど、最近の映画のトレンドにのっかったもので、新鮮な驚きはない。もっと厳選して、曲自体を減らしてほしかった。
「ベイビー・ドライバー」では、かなり上手に音楽を使っていただけに、一段落ちる印象だった。違いは、主人公がその曲を今聴きながら運転しているという、臨場感だろう。悪く言えば、今かかっている曲に、映画の中のつながりが無いので、そのミスマッチが何度も続くと、だんだん単調で、眠くなってくる。
アメリカではさほどヒットしなかったようなので、続編はなさそうだが、ちょっと残念。彼女がどうなっていくのか見てみたかった。
2017.10.27
期待してなかったやつ
全然期待してなかったんですよね。
ふふーん、いつものジャンルね
ふふーん、何だ、もうちょっとカラコレいじって古めかしくしたほうがいいじゃん
ふふーん、かっこいいじゃん
という感じでした。
序盤は、あれ?もうちょっと時代感出してもいいのでは?と思ったのですが、徐々に、あれいい感じじゃんってなって、いつの間にか主人公のかっこよさに惚れました。
CMだと、レズという印象しかなったのですが、これがかっこええ。
演出がかっこええのです。
あんな、タートルネックかっこいいやついましたか?
とにかく、ファッションも立ち振舞もかっこええ。
てか、脇役の本当の味方おぼっちマンくんかっこええ。
そして、アクション。見せ方が、「おいおい、お前痛そうやん」という演出で少し笑えました。笑
あーよかった。なんか、エンターテイメントだなーと思えてよかったです。
あと、ブロンドのかっこよさはエグい。
最後もGG
強い女・セロン
東西冷戦が終結を迎え、東西を隔てる壁が今まさに崩壊をしようとしていた、ベルリンを舞台にした、スパイ・アクション・ムービー。
西側に東側のスパイの機密情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、情報も紛失してしまう。そこには、二重スパイとなった裏切り者の存在も盛り込まれている。リストを奪い返し、その裏切り者を見つけ出すことを命じられた諜報員ロレーンが、体を張って大奮闘!
ローレン役のシャーリーズ・セロンが、とにかくカッコいい。強面で屈強な男達を相手に、ボロボロになりながらも、打ち負かす強さが、終始描かれている。セロンは、本作や『マッドマックス』のように激しいアクションから、ファンタジー、サスペンス、ラブストーリーまで、ホントに幅広い役柄を見事にこなす、素晴らしい女優だ。
また、ジェームズ・マカボイが『Xメン』とはひと味違うアウトロー的なスパイ役を演じているのも、新たな魅力である。
そして、監督が元スタントマンで『デッドプール』を手掛けたデビット・リーチというのも、アクション・シーンを観ると頷ける。かなり激しく、これでもかと繰り出されるアクションは、女性のアクションにしたら、かなり厳しい現場であったと思われる。
タバコ、マイクロフィルム、東側のポンコツ車、ベルリンの壁等々、当時の世相や様子もリアルに描きこんだ作品となっている。
シャーリーズ・セロンがカッコよすぎる
シャリーズセロンを堪能する映画
シャリーズセロンを堪能する映画。それ以上でもそれ以下でもない。
もう端から興味ないか、観れるか、どちらかしかないでしょうね。個人的にこの人好きなので観れたほう。ただ、冒頭の評価以上のものを見せてくれることはなかった。やっぱ、かっけえな、で終わりました、はい。
あと、作中で印象的なのは音楽の使い方。なんていうんですか、これ系のジャンル。昔のフロア、ダンスミュージックみたいな。興味持ったことないジャンルなんで疎いが、たしかに聴いたことがある。一貫した選曲でクールな作品の印象づけになっている。
顔と名前が覚えきらん(^_^;)
シャーリーズ・セロンを堪能
ウォッカと音楽
80s+強さ+美しさ
女性の格闘アクションとしてはピカイチでした。
裏切り者に奪われたリスト奪還と、裏切者の特定を指示されたM16の諜報員が、敵組織と争奪戦を繰り広げる物語。
痛さを感じることが出来るアクションに驚きました。ハリウッドでは女性アクションが増えていますし、その意味では偏見はないつもりでしたが、女性主人公でここまでしっかりとした格闘シーンが撮れるとは本当に驚きました。派手さはそれほどではありませんが、一見の価値があります。
それだけに残念だったのがエンディング。いきなり転調した印象で、正直戸惑いました。
また、不必要と感じたのは、シーンが現在と過去を行き来する手法。過去の出来事が重要なファクターになるストーリーならともかく、この映画で使うことには違和感。私自身がこの手法が嫌いってこともあって、評価を下げさせて頂きました。
とにかくシャーリーズ・セロンが美しすぎる。
今年に入って2作目
全243件中、21~40件目を表示