アトミック・ブロンドのレビュー・感想・評価
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満身創痍アプローチが大成功
セロン姐さんがタフな女スパイに扮して大活躍……というのは嘘ではないが、大活躍なんて言葉の響きとはだいぶ印象が違う。本作でアクションしまくっているのは本当だが、とにかく身体を痛めつけられ、傷だらけになり、青タンを作りまくり、それでもギリギリのところで戦うのが、本作でのセロン姐さんの覚悟なのだから。 傷だらけになって戦うアクションスターというのは過去にも大勢いて、ブルース・リー、ジャッキー・チェン、メル・ギブソン辺りにはそういうイメージが強い。『用心棒』の三船敏郎だってその系譜に入れられる。 ただ役の上でも女優としてもこれほど身体を張ったアクションヒロインがいただろうか? セロンはもちろん絶世の美女の一人だが、闘いが続くに従って彼女の美貌はどうでもよくなってしまう。ただただヘトヘトになり、心だけは折れずに攻撃の精度を高めていくその姿に、われわれはボクシングの試合のようなエールを送ってしまうのだ。
アクションが思いのほかゴツい、重い!
不惑過ぎのシャーリーズ・セロン、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でもアクションを見せていたが、女性版ボンドという売り文句を聞いて、カットを細かく割ってスピーディーに見せる華麗な格闘シーンを予想していた。ところがどっこい、本作のアクションはかなりの本格派だ。実際にコンタクトしているように見える迫真の殴り合い、敵役のスタントマンが階段を転げ落ちるショットなど、観ている側にまで痛みが伝染しそうなシークエンスに思わず声が出てしまう。 「キングスマン」のガゼル役が最高だったソフィア・ブテラは、味方として登場するが果たしてその正体は?というミステリアスな役どころなのだが、彼女は期待に反してアクションの見せ場が少なくて残念。その代わりなのか、別の意味で刺激的なシーンは用意されているが。
アクションシーンはかなり見応えあった
泥臭い殴り合い、ガンアクション、カーアクション、しかも長回しで 動きのキレ、カメラワークも素晴らしくアクションシーンが映え渡っていた だけれども、大人数の男たちが寄って集って手負い女性にボコボコにされてるのは間抜けにしか見えない パワーで女性の強さを表現しちゃってるもんだから出てくる男がどいつもこいつも間抜けで弱い いいアクションなのに絵面は間抜けという珍事 女性の強さをパワーで表現している作品はそういうところで綻びが生まれてしまう ストーリーは、、、読めてしまう 階段落ちする男がいい階段落ちだった
だいぶ痛いよね、このアクション
シャーリーズ・セロンのアクションが凄い。撮影で傷だらけだろう。 相手をする俳優はもっとかな。 ベルリンのナンバーワンの行動が始めから怪しかった。 水中でどのくらい息がもつのかな、なんて思うってしまった。 結局、サンチェルって二重スパイは誰? わからないところもあったけど、面白かった。 午後ロー 録画視聴
キネマ旬報ベストテン選考委員の選定に疑念を感じる鑑賞に…
多少興味のあるベルリンの壁崩壊前後の スパイ物として鑑賞したが、 シャーリーズ・セロンの、 シャーリーズ・セロンによる、 シャーリーズ・セロンのための映画、 と言うべき内容で、 彼女の性的魅力と 体を張ったアクション満載の作品。 それ以上でもそれ以下でも無かったような 印象だったし、 吹き替えでカットされている箇所も 多数感じるTV放映の鑑賞機会だったので、 ここでは作品についてではなく、 別の少し気になった点について。 この作品のキネマ旬報の評価では、 一人の選考委員の方が10点満点の92位で、 それが得点の全てだった。 また同じ同点92位には、 やはり一人の選考委員の 10点満点評価のみによる映画が 他に10作品もあることには大変驚いた。 私の観ようと思う映画作品の選定は、 ・興味あるテーマの作品 ・国際映画祭で高い評価を受けた作品 ・キネマ旬報のベストテンに選定されている作品 ・上記ベストテン以下でも満点を付けた選考委員がいる作品 の中からが多いのだが、 かつては、ベストテン以下でも 満点評価を受けた作品は、 必ず複数の他の委員の方々にも 得点評価を受けていた記憶だ。 素人評価で恐縮ですが、私の印象では、 キネマ旬報での上位作品と下位作品には 明らかに作品の質に差を感じます。 各人の作品の評価の基準には幅があり、 好き嫌いの幅にも相当のものがあることは 理解しているつもりですが、 ただ、100位に近い作品が、 たった一人の選考委員の満点評価のみで、 その他の選考委員の得点評価を 全く得られていない作品が こんなにも多いことには 大いなる疑問を感じてしまいました。 私が不安に思うのは、果たして その所属性から客観的な立場に在られない 選考委員の方がいるのではないだろうか。 また、よもや その作品の宣伝広告塔的な方が 選考委員に選ばれているのでは、 ということに対してでした。 確かに昔に比べたら、 現在の選考委員数は随分と増えた。 このことにより多数の平均だから 客観的な評価が自然と生まれているはずと、 キネマ旬報側が 安易に判断していることはないのだろうか。 私が鑑賞するしないの判断に信頼を寄せる キネマ旬報ベストテン選定に 少し疑念を感じてしまう今回の鑑賞と なってしまった。
凄まじいアクション
シャーリーズセロン扮するロレーン ブロートンはスパイリストの報告を求められていた。 ロレーンはむちゃくちゃ強いね。車の中でふたりやっつけたよ。アクションの度合いのレベルが違う様な気がするね。殴り方も殴られ方も凄まじい。でもブロンドはただでさえ目立つよね。
シャーリーズ・セロンの美貌は大いに楽しめる。アクションもまずまず合...
シャーリーズ・セロンの美貌は大いに楽しめる。アクションもまずまず合格点。ただ少々雰囲気が暗くて重いのだ。スパイものゆえ仕方がないのだが…やや話が入り乱れて分かりにくい。どんでんもあるのだがそこが邪魔をしてしまう。 ヌードにレズと男心をくすぐりに来るのは実によろしい(笑) BS12字幕版鑑賞
痛くて、重い、ワンカットのアクション
正直、あまり期待せずに視聴開始。 冒頭、傷だらけアザだらけのシャーリーズセロンから始まる。 「はい、この映画はスタイリッシュな女スパイものではなく、 美人女優がメチャクチャ殴られる骨太アクションが見所ですよ」 というあいさつのシーンだ。 女性のスパイものの場合、女優のアクションの出来が 大きく左右しますね。大半の女優アクションは、 (女優も頑張ってるんでしょうが) カメラワーク、スタント、CG、編集などのおかげで 見応えのあるシーンになっている場合が多い。 それはそれで否定しません。 スタイリッシュな女性が入れ墨マッチョをぶっ飛ばすシーンは スカッとするしね。 だが、このシーンはワンカットで作られている。 つまり、スタントもCGも編集も無しで ガチンコで挑んでるアクションですよ。 というメッセージだ。 だから、打撃に重みがあり、痛さが画面から伝わってくる。 ※実際はどうか分からない。頭を撃った血しぶきや、 銃声、ナイフの刺さり具合などCGや編集は使われている と思われるが・・・。そんなことどうでもいい力強さがある。 そしてこの映画のもう一つの肝が 80年代サウンドの多用。 映像技術的にはドローンやCGなど最新の技術は使われているためか 古臭くは感じない。 すると、見る側はどうしても現在の感覚で見てしまう。 携帯電話使えばいいじゃん。ネット使えば。マイクロチップって・・・。 あ、そうか、30年以上前の話か。と現実に引き戻されてしまう。 それがこの古臭い80年代サウンドがずっと流れ続けると、 現実に引き戻されることなく、当時の感覚で見ていられる。 おそらく、当時をリアルタイムに生活してない人にも同様の 効果はあると思う。それが選曲のうまさだ。当時流行っていた曲 ばかり使っているわけじゃない。 ちょうどいいダサさのシンセサイザーミュージックを使っているため 絶妙な古臭さを感じらせる。 あまり知識がなくて書けないが、 事務所の古いマッキントッシュとテトリスのように、 小道具や背景、銃などにもその辺のこだわりは感じられる。 と、ここまで褒め続けたが、 私にはあまり刺さらなかった。 全編流れる80年代サウンドが 好きなタイプの曲じゃなかったからだと思う・・・。
ベルリンの壁を知っている世代かどうかで評価が異なるかも
まず時代背景というか、舞台として1989年のベルリンを持ってきた事が素晴らしい。 壁崩壊前後の膿んだような興奮と、無秩序で渾沌とした状況下に、各国の情報機関が入り乱れる錯乱したストーリーが違和感なく進行する。 また、取調室での報告(尋問)と言う形を取ることで置いて行かれそうになるストーリーを客観的に把握できると共に、シャーリーズ・セロンと上司の駆け引きと言う「静」の部分も堪能できる。 「いやぁ、面白いなぁ。でもこのシチュエーション、なんか観たことあるなぁ」と考えたら「ユージュアル・サスペクツ」でした。 皆さん褒めてるサントラではスージー&バンシーズが懐かしかったです。
江角マキ子みたいなのがタバコ吸って殴ったり蹴ったりしてるつまらん映画
最初から最後まで、女が男相手に暴力をふるい、男が「うぅ!」、「あぁあ!!」、「おぉぉ!!」みたいなのばっかり言ってるしょうもない映画でした。女は身長は高くてスタイルはいいと思うんですが、華奢なのでとても男を殴り倒せる感じはしないし、凄いイキって肩で風を切って歩いてるのがなんとも言えずシュールでした。オルガ・キュリレンコという女優が似合いそうなイラッとくる役柄です。キル・ビルにあこがれて作ったのか?とにかくつまらんかったです。2度と見ることはないでしょう。 1時間54分苦痛を伴いながら見た自分は偉い。流石関学生。
内容盛り込みすぎだが、良作。シャーリーズ・セロンさまさま
演出 ★★★★★ 音楽 ★★☆☆☆ ストーリー ★★★★☆ シャーリーズ・セロンが見たくて鑑賞。 良作だったと思います。よくあるスパイ映画よりもよく作り込まれていたし、見所あります。 冷戦中のピリピリ張り詰めている空気感がとてもよく表現されていて、終始緊張感のある作品でした。 後半のワンカットシーンが個人的に◎ 主要メンバーは覚えられるけど、登場人物が多すぎたのがもったいない。もっと絞り込めたら見やすかった気がする。主張強めのサブキャラが多い笑
アクションスパイ映画
2021年8月22日 映画 #アトミック・ブロンド (2017年)鑑賞 #シャーリーズ・セロン のアクションを楽しむ映画です 彼女と #アンジェリーナ・ジョリー って同じ歳で、アクションを得意とするところが似てる。ダブル主演とかないかな?話題性抜群で興味をそそられますよね?
とにかくド迫力の戦闘シーンが凄い!
89年のベルリンの壁崩壊が舞台で、当時の車、当時のファッション、当時の音楽をふんだんに散りばめた、極上のアクション・スリラーです。 特に、当時のソビエト製のトラバントを使ったカースタントは、まるで本当に発砲したかのように、相手の着弾と、車列の脱落の様子が、手持ちカメラにばっちり収まっている。「ボーン・アルティメイタム」が、さらに進化したようなアクションだった。 シャーリーズ・セロンの体当たり演技も素晴らしい。ヒールのとがった部分を武器にしたり、蹴飛ばされて階段から転げ落ちる様子は、直接的に「痛み」の伝わる戦闘シーンだ。「ジョン・ウィック」と、同じスタッフが手掛けたというのも頷ける。 キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロックなど、自分でプロデューサーも兼任する俳優は、アクションに取り組む姿勢が違う。覚悟を決めて、腹を据えている。 このスタイルの成功者は、何といってもトム・クルーズだろうけど、今後、彼女の主演作はセルフ・プロデュースの方向を歩むことになるのだろうか。 残念なのは、使用される楽曲が単調で、眠気を催すこと。確かに当時のヒット曲がいいタイミングで流れるのだけれど、最近の映画のトレンドにのっかったもので、新鮮な驚きはない。もっと厳選して、曲自体を減らしてほしかった。 「ベイビー・ドライバー」では、かなり上手に音楽を使っていただけに、一段落ちる印象だった。違いは、主人公がその曲を今聴きながら運転しているという、臨場感だろう。悪く言えば、今かかっている曲に、映画の中のつながりが無いので、そのミスマッチが何度も続くと、だんだん単調で、眠くなってくる。 アメリカではさほどヒットしなかったようなので、続編はなさそうだが、ちょっと残念。彼女がどうなっていくのか見てみたかった。 2017.10.27
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