「誰が一番悪い奴か最初に分かるお話で、予定調和どころの話ではない。そ...」アトミック・ブロンド マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
誰が一番悪い奴か最初に分かるお話で、予定調和どころの話ではない。そ...
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誰が一番悪い奴か最初に分かるお話で、予定調和どころの話ではない。それでいて、相関関係がめちゃくちゃで、時間経過も分かりづらく、余計なアクションを入れすぎて、全く緊張感が無い。睡魔と戦いながら、3時間半かけてやっと見終わった。一つだけ良い所を上げるとすれば、
『一つもない』
と言い切れる。音楽も古いB級ロック歌手のやかましい歌。もはや安眠を妨げる騒音で、ストーリーは難解な展開、ゆえに、眠気を添加する。映画自体の存在が矛盾と言わざるを得ない。
さて『銃撃戦のシーン』等を『見事なアクション』と褒めたいところだが、よくよく考えれば、カットや小道具を使えば、いくらでも派手に作れる。しかも、最近はそこにCGまで登場するのだから、以前のスタントマンを使ったアクションどころでは無い。だから、この映画でのアクションでの『主役の役目』は『原子力金髪?』を見せるだけである。後は、全部周りのスタントマン、殺され役、小道具屋さん、そして、CG担当の技術なのである。
だから、この映画に限った事ではなく、いつも思う亊だが『まわい』を考えた日本の『殺陣の様な戦い』を見たいと思っている。椿三十郎の一瞬はこの映画の3時間半よりも貴重だ。
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