「単純な善と悪の話ではない。それに気付けたらこの映画は傑作」アトミック・ブロンド キムラさんの映画レビュー(感想・評価)
単純な善と悪の話ではない。それに気付けたらこの映画は傑作
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ロレーンは殆ど何も語らず、パーシバルが最後にだいたいの本筋を語っている。
ベルリンの壁崩壊と絡めながら「誰が勝った?」「自分がつく側を知らないと勝てない」「俺達の仕事に答えが出ることはなく永遠に謎のまま」「よく戦っても悪魔を助けてる」
つまり、一見極悪のKGBも何かのために戦っていて、まるで悪人のようなパーシバルも仕事のために戦い手を汚し、まるで正義のヒロインのようなロレーンは実は三重スパイで、正義(?)のパーシバルに罪を擦りつけて殺している。
一見ありそうなシンプルなストーリーかと思いきや、白黒ハッキリした正義なんか無い!っていう話しっぽいところがかなりいいと思う。
と、ストーリーも去ることながら、やっぱり階段からのワンカット(実際はわからないようにカットあり)アクションは近頃は見ない超絶アクション! ここだけ観る価値もあり!
あと、80年代の音楽やフッション、ジャンキーな雰囲気も素晴らしい!
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