「体感時間"90分"!」アトミック・ブロンド 平田 一さんの映画レビュー(感想・評価)
体感時間"90分"!
いや…もうセロンが良かった。ボッコボコにされているのに、一ミリ単位もガッツと本気にブレーキかけてないんだもん。とにかく迫る敵は殺すし、敵も敵で本気で来る。ぶん殴られた敵の顔とか意識や身体はヨレヨレなのに、それでも敵は一切合切足は止めずに殺しに来る。
確かこれが7分ほどの話題のアクションパートだけど、そんな7分ワンカットのキリングタイムはそこだけじゃない。とにかく敵もセロン嬢もゾンビみたいにフラフラしてるし、マジで殺してんじゃないか!?と錯覚するほど、とにかく連打。かの有名な『ダイ・ハード』の巨漢ヴィランのカール以来の…いやそれの倍以上のハイライト場面やった…。
一番は冒頭の追われる男が男に殺られ、死体が水に捨てられてすぐに、セロン嬢の登場場面!氷水風呂内からセロンが浮上してくる場面は大傑作『ファム・ファタール』の水の意味合い以来のベスト!これでもうこの映画を降りませんと誓ったもん(笑)。
要はそういう映画です。
濃厚なラブシーンも裏切裏切らパートも絶品。ですがセロンとアクション場面を教えてあげれば十分です!
体感時間"90分"の極上活劇コースだもん!
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