「松田優作の後継者、現わる。」アトミック・ブロンド mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
松田優作の後継者、現わる。
これはすごいモノを観てしまったのではないか。
デビッド・リーチのやりたかったことが、やりたいようにできたのではないか。
アクション映画のあるべき姿を見せつけられた気がする。
かなり複雑なプロットを、時間軸をさわりながら進行していく。この脚本だけでも相当クセが強いのだが、デビッド・リーチは強引な演出で見せていく。
冒頭のシーンもかなりなのだが、なんといってもクライマックスの超絶長回しである。ただの長回しではなく、アクション込み、というかアクションのみである。
アクションの長回しといえば、我々が思い出すのは「最も危険な遊戯」(村川透監督)のそれである。松田優作だからできたあの長回し。
長らく、松田優作の後継者を探していたが、ここにいた。
シャーリーズ・セロン。
あなたこそ松田優作の後継者、かもしれない。
これはDVDを買って、あの長回しを何度も何度も見てみたい。
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