「セロンのアクションに釘付け」アトミック・ブロンド takaさんの映画レビュー(感想・評価)
セロンのアクションに釘付け
「ジョン・ウィック」の共同監督をしたデイビッド・リーチによる
女スパイアクション。
89年の東西に別れていた頃のドイツが舞台。
英国のMI6に所属する主人公が東ドイツから要人を
西ドイツへ連れ出すミッションを託された。
「ジョン・ウィック」のようにほぼすべてのスタントを
俳優本人が演じ、かつ監督がスタントマン出身ということで
アクションシーンのリアリティを徹底追及。
女性のような細い体で屈強な男を倒すには?
ストーリーは二転三転する皆が仮面をかぶった
誰が味方で敵なのか?が根底にあるサスペンス要素が強く
「ジョン・ウィック」のようなアクション密度は少し低め。
要所要所のアクションは素晴らしく特に後半に入る頃の
建物内から外に出るまでのアクションシークエンスの
長回しシーンは圧巻。体感で10分以上、
戦いながらもボロボロになるセロンに見とれてしまう。
オチに次ぐオチというような要素で引きずり込まれ
「ユージュアル・サスペクツ」的なドンデン返しも用意されている。
時代背景含めキャラクターがどの国に所属している人物で
どの国家間が敵対しているかある程度理解しながら観ないといけない。
そういう意味でストーリーが若干わかりにくいと評している方も多いようです。
セロンが好きな方は問答無用で見るべし。
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