「王道」アトミック・ブロンド U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
王道
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これぞスパイアクションというべきか。
ベルリンの壁が崩壊する時代設定。
どんな機密が漏れ出してもおかしくはない世界的な非常事態が背景にある。
当時の音楽が随所に流れるのは、若干耳触りでもあったのだが、美しい女性が影をまとって歩く姿は、それだけで絵になる。
適度にオシャレで、結構アクションもふんだんに盛り込まれてた。
後半、1カット風味のアクションもあり楽しかった。
実は彼女はCIAの所属でラストカットの表情がしてやったり感満載で爽快である。
一つ難を言えば、ベルリン滞在中の彼女は、どっからどう観ても只者ではなく、スパイ然とした雰囲気を撒き散らし、名札を掲げて活動してるようで…まあ、これもお約束といえばお約束かと、目をつむるしかない。
傷だらけの主人公が、その傷だらけの理由を報告するような形で話しが回想仕立ての本編が始まっていくのも面白くはあった。
…事ある毎に「ヤー」とか「アー」とかいうかけ声に興を削がれる事もありはするが。
背中から真後ろに倒れ込む階段落ちは見事!
物語事態は、やはり王道スパイ映画らしく人間関係などがややこしい。
でもきっと、好きな人には堪らない出来だと思われる。
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