ゲット・アウトのレビュー・感想・評価
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不気味は面白い
時代を象徴するホラー
ドナルド・トランプが大統領になって以来、アメリカはどこかおかしくなったと思っている人は多いのではないか。大統領としての重みどころか人間としての重みにさえ欠ける彼の言動は、世界の暗憺たる行く末を明示している。
しかしアメリカの有権者が彼を選んだのは紛れもない事実。世界の未来や自分の将来をトランプに賭けたのだ。彼が大統領になって喜んでいる人もまた、沢山いるのだ。特に白人至上主義者たちのはしゃぎようは尋常ではなく、KKKの衣装を臆面もなく被り、昼間から怪しい儀式をしたりする映像は何度もニュースで流れた。
民主主義は多様性を認めることを基本とする。認めないのは全体主義で、画一性をよしとする。軍隊の一糸乱れぬ行進を満足げに閲兵するのが典型的な全体主義者だ。金正恩やアベシンゾウ等々、世界は頭のおかしい連中で満ち満ちている。
そう考えると、この映画の登場人物たちはそれほど珍しい存在ではなく、人物造形にはあまり想像力を必要としないのかもしれない。作品の下地となる状況はすでにある。
主人公は無辜の国民である。一部の特権階級のために国の指導者層が国民から何もかも取り上げる。
有名俳優も出ておらず、予算もあまりかけていないようだが、プロットを工夫したとても面白い作品だった。時代を象徴するかのような映画である。
黒人はこう見られている
一口に黒人といっても、顔つき、体つきはさまざま。男でも女でもぶさいくなのからグッドルッキンまで幅は広い。
さて、本作。お世辞にもかっこいいとは言い難い黒人男がいかにも東部エスタブリッシュメントの血を引くような白人女と恋人関係となり、彼女の実家に行くが、そこに待ち受けていたのは…。
ポリティカル・コレクトネス全盛の時代ならこんな作品は作れたのか、公開できたのだろうか。町山智浩はこの作品に言及してる? あ、調べたら宣伝のお先棒担いでるな、当然だが。
女が黒人男好きで彼を恋人にしたどす黒い背景、そして意外な結末などは見てのお楽しみだが、米国社会での黒人の置かれる位置がわかった次第。
白人が有色人種をどう思っているか。
口に出さないでも、顔にでる本心。
我々日本人が在日を見るのとはまた違う差別感なんだろうが、差別は永遠なくならない。
意外な結末は、僕には面白かったし、ある意味スカッとさせられる内容。
自分も敗戦国の有色人種だからね。
もっかいみたい
恐い作品
何かが変、全部を疑え。
GET OUTの意味
「ジャングル・フィーバー」?
アメリカでは、製作途上、特に話題になることもなく、公開して評判が高まる新進気鋭の監督作品が時々現れる。本作もそんな1本である。
ホラーテイストで人種差別をテーマにしたということで評判が高かった。
本作は、ホラーでもないし、人種差別を前面に押し出している作品でもなかった。
クリス(ダニエル・カルーヤ)が巻き込まれる不可思議な出来事を描いている。
ジョーダン・ピールはコメディアンということだが、映像感覚は秀でたものを持っている。脚本も自分で書いていて、今後コンスタントに作品を発表できれば要注目のフィルムメーカーになるであろう。日本にもコメディアンで世界的な映画監督になった北野武という例もあることだし。
もつべきものは、やっぱり友達、かな?
謎解き。
予備知識なしで余計な勘繰りをせず観ると最高の作品
まさかの...
音でビビらせてくるので劇場向き
ファニーゲームUSAっぽい、後味はこっちのほうが断然いいが。
あながちフィクションとも思えない感じがするのは、トランプ政権下のアメリカ映画だからか。
ジャックリーチャーで学んだTSAが活躍!
犬もチョロっと
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