「ジャケットと全然違う内容やんけ」ゲット・アウト　ろーけんさんの映画レビュー（感想・評価）

まぁとんでもない方へ突っ走っていく映画だった。途中までは普通に差別をテーマにした脚本なんだよね。・・どんな差別にあうのかな？どう乗り越えるのかな？・・ってのにサスペンスがあって観ていたら・・まさかの展開・・！途中でついていけなくなるギリだった。なんというか、半分支離滅裂っぽい空中分解型シナリオにしてギリ不時着に成功したって感じかな。ものすごーく変わったモチーフを扱ってここまで持って行ったことは評価したい。面白かったです。まぁ、偶然面白くまとまっただけって感じもするけどね、それに怖さで言えば楳図かずおの「洗礼」のほうが怖かったけどね。
・・ところで・・
私はアマチュア催眠術師なのでちょっと書いておくことにする

・・催眠にかかった人に「これはバナナだよ」って言ってきゅうりを食べさせるとバナナの味になったりしますけども 例えば「この店の商品はただだよ」って言っても騙せません。 昔 FBI が 犯罪捜査に催眠術を使って共犯者や証拠を探り出そうとしましたが 成果はゼロでした。催眠術にかかってると感覚はズレますが意識はしっかりしてるので騙せません。ですから なんかすごく変なことをさせられるとか 暗証番号 引き出されるとかそういうことはありません。 例えば「 今からこのボールペンが消えますよ ほら」ってやると消えたって言ってびっくりしますけども 絶対にボールペンに手が当たるところを探ろうとはしません。ボールペンをグーのなかに隠してしまうとそこのところを手で探って「本当に消えたっ」ってなります。つまり 催眠術というのは自分の中で意識と無意識がうまくコントロールして遊んでるだけです。遊びにならないことはしません。誤解無きよう。