「これが第2のシャイニングになる事を祈ってる。」ゲット・アウト 赤だるまさんの映画レビュー(感想・評価)
これが第2のシャイニングになる事を祈ってる。
いや、本当にやばい映画よ。これ。ああ凄すぎて元々乏しい語彙力がより無くなってる。
まずねまずね、すっごく不気味。「びっくりした。」とかっていう感想は多分出にくいと思う。じわじわと取り囲んできてラストで一気に襲いかかってくる感じ。例えたら森見登美彦さんの「きつねのはなし」って小説に近いよ。あ、いや内容は全然違うんだけどね。正直リメイク版「IT」みたいな音響の主張が激しいやつはあんまり好きじゃ無いのでこういうのがどんどん増えて行って欲しい!
そしてアカデミー脚本賞に輝いたそのストーリーね。これもまたアメリカの頭の奥深くでの黒人差別を上手くホラーとして落とし込んでいて社会派映画としてもホラー映画としても楽しめる作品です。
それにテンポもすごく良いね。多分この監督兼脚本家さん元はコメディアンだったらしいからコントのようにすぐ話めることに慣れてたのかな。コメディシーンも笑えるしね。
キャスティングも良かったですね。全員演技が上手いです。特に主人公は本当に上手いです。引き込まれます。
もひとつ個人的に嬉しかったのはグロ描写が少なかったところですね。爽快感のあるグロは好きですがホラーなどの気持ち悪いグロは苦手です。
後半は考察もできそうですし、社会派でもある。もうホラーの金字塔と言われているシャイニングにも追いつける映画だと思いました。本当生涯ベスト5にも入る映画でした。
どうかこの映画を見た皆さん。ゲットアウトを語り継ぎましょう。
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