「予告編の妙」ゲット・アウト オレさんの映画レビュー(感想・評価)
予告編の妙
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黒人のクリスは白人の彼女のローズの実家、アーミーテージ家を訪れていた。
白人の家庭に黒人である自身が赴くことに多少の不安感を抱えていたクリスを過剰なまでに厚遇するアーミーテージ家の人々とその招待客、そして使用人と称し家事や雑用として働く黒人の人々の奇行に不信感を抱くクリスに襲いかかる恐怖を描いたホラー映画。
米国のお笑いコンビだというジョーダンピール監督デビュー作にして第90回アカデミー賞において作品賞を含む4部門にノミネートし、脚本賞を受賞したことで黒人として初の記録尽くしとある種同年の代表作「シェイプオブウォーター」と同等の話題性の高い作品として大きな注目を集めた。
予告の作りも上手く実際に観るまでどこか不気味で恐怖の根源がわからない、ホラー映画の予告として理想的な出来で近年のホラー映画の中ではかなり質の良い作品ではないかと感じさせた。
流石に自分が観た頃にはある程度の噂でどういった内容の映画であるかは知っていたがそれでもチャチな幽霊や悪霊モノとしてでなく、人間の恐ろしさを上手く狡く描いた演出で観る人によってはトラウマクラス(特にジョージナの満面の笑顔笑)であると同時に唯一の良心と笑いどころであるロッドのキレの良い演技に心救われると思う笑。
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