劇場公開日 2018年11月1日

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「カスばかり」ビブリア古書堂の事件手帖 みみずさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0カスばかり

2018年11月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

期待が大きかっただけに、落胆も大きかった。
久々に本格的につまらなかった。
★1つは黒木華が出ていた分のみ。

まず、登場人物がカスだらけ。
あっさりと夫を裏切り逃げようとしながら、しれっと他人の子を養育させるばばあ。
その不倫相手で太宰気取りで空っぽ、倫理観の欠片もないぼんぼん。
なぜか悲恋のような描き方をしているところが、不快感を増幅させる。

その不倫男の孫2人もまたひどい。
ヒロインを襲い、本を奪おうとした稲垣は言うに及ばず、
野村扮する大輔もカスとしか言いようがない。
頼まれもしないのに強引に本を預かったのにあっさりと奪われ(←ツカエナイ!)、
謝るのかと思いきやよもやの逆切れ(←アリエナイ)。
その後も頼りにならないことこの上なく、苛ついた。

ストーリーはあってなきが如し。
途中まで事件らしい事件はなく、後半も全く盛り上がらなかった。
犯人は初めから明らかで、まさかねと思っていたが何の捻りもなくそのままだった。
犯人が明らかになってからの展開も、警察に連絡しないで人気のない方に逃げるなど不自然すぎた。

余りにつまらなかったので、逆に原作に興味がわいた。

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みみず