「天才馬のライダーという苦悩」世界にひとつの金メダル めいべいびーさんの映画レビュー(感想・評価)
天才馬のライダーという苦悩
鑑賞ポイントはペアを組むのが馬、しかも天才馬だというところ。
ライダー側が未熟で負けても文句を言わないし、主人公ピエールより優れた選手が騎乗すれば完璧な走りを披露する。
このジャップルーという馬、小柄でありながら高さと幅のある障害物をクリアする跳躍力を持ち、かなり有名だったらしいです。
普通なら「ライダー交代」の流れですが、ピエールはジャップルーの才能を見抜いた馬主でもあり、騎乗者の決定権を持っている。
そして話にならないほど下手というわけでもなく相応に実績もあり、だからこそペアを続行するか否かの葛藤に苦しむ。
人間同士のダブルス解消と違ってお互い話し合うことはできないし、馬術ならではの興味深いところでした。
ストーリー自体はオリンピック金メダルものの標準レベル。
ストレートな感動が味わえました。
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