キュア 禁断の隔離病棟のレビュー・感想・評価
全5件を表示
その囲いは保養か、狂気か
とっても怖かった。
常時パソコンに向き合いろくな食事もせずに働き続ける生活と、闇に包まれた療養所の管理下での生活、どちらが自由でどちらが狂ってるのか?本当の幸せとは何なのか?を考えさせられる作品だった。青年は最後、狂ったような仕事も療養所も捨てて、新たな生活へ踏み出したという意味の笑みを浮かべていたのではないか。
画面は現実と幻覚が混ざっていて、青年の視点を通した価値観と見せられているものが正しいのかどうか分からなくなってくる。エキストラ的職員の男性同士が老人を運びながら喋り笑いあっていた(主人公は隠れてドアの隙間から様子を伺う)場面が妙に現実感があって、本当は安全なのにこちら側(青年)が勝手に被害妄想して警戒しているだけなのか?という考えが一瞬よぎってしまう。
保養地の庭の雰囲気ややたら水を飲ませたり入浴を勧めることなどはフェリーニ監督の8 1/2に似ている。
ところで、抜けなそうな前歯を無理にドリルで抜かれたのはなぜ?腸にドジョウ(ヘビ?)入れられてたのは大丈夫だったのか?その汁をビタミンとか言って1滴ずつ服用していたのはどんな意味があったのか?
デイン・デハーンは汚い姿でも格好良い。
尺が長い割に特に面白くは無かった🏥
金融で成功した身寄りの無い主人公が、療養所に入れられて、そこで行われている悪魔の所業と言うと面白そうですが、主人公の設定は要らない気もしますし、尺が長い割に内容と印象も薄かったです。
タイトルなし
期待していなかったが、ミステリアスな展開に惹き込まれた。話は長く、序盤はゆっくりと展開していくが、病棟、所長、娘、飲まされる水、うなぎ、患者など全てが謎で、途中からスピードアップ。グロいシーンもあるが、ラスト主人公と娘はどうやって暮らしていくのだろう。
ウナギ?
出てくる怪しい生物がウナギにしか見えず、蒲焼が食べたくなる(笑)
ウナギの強制丸飲みの場面はこっちもオェってなりました。
ラスト、主人公が白い歯(歯が元に戻っている)を見せてニッコリ、が不気味でした。
ストーリーがだらっとしていて、もう少し展開が早くても良かった。
全5件を表示



