ドント・ノック・トワイスのレビュー・感想・評価
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『欲張り過ぎてとってもアンバランス』
自宅にて鑑賞。英国産の日本劇場未公開作。過去を絡め、母娘の関係をじっくりと描くが、後半に至り物語が急激に動き、全体を見渡すとテンポやリズムのばらつきが激しく、バランスが悪い。“ティラ”のP.ハジモアンマディ、終盤近くで急に髪型変わっており、誰だか判らなかった。あれもこれもと欲張って様々な要素を満載にした為か、何度かあるドンデン返しのキレ味もイマヒトツ。ゴア描写は皆無に近いが、肝心の恐怖要素も視点が定まらず印象が薄い。何かが足りないのか、詰込み過ぎたのか、煩雑で混乱気味に思え、何とも惜しまれる。55/100点。
・開始早々、Wales Screen Sgrin Cymru→PINEWOOD→ALTARA→ffilm CYMRU WALES→CONTENT→red and black films、とこれでもかと六社のロゴコールから始まる。
・過去の過ちを踏まえ、母としての葛藤と娘への愛情を併せ持つ“ジェス”のK.サッコフの演技、年齢が判り難い容姿でまずまずの合格点。彼女が夢で見た自身は、喉を一文字に切り裂く際、"Przepraszam"と叫ぶが、これはポルトガル語で"sorry"を意味する。一方、“クロエ”のL.ボーイントン、素直になれない難しい年頃が巧く描かれていた。手の甲の蜘蛛柄のタトゥーや“ボードマン”刑事のN.モランの思わせ振りな表情や態度等、ミスリードを誘う布石があちらこちらに仕掛けられている。
・登場する“邪悪な老女”と呼ばれる存在は、真黒で手足がか細く『MAMA('13)』や『ライト/オフ('16)』辺りに登場したのを彷彿させる。“バーバ・ヤーガ”と云うネーミングは、伊・仏の合作でそのものズバリな『バーバ・ヤーガ('73)』や『ジョン・ウィック('14)』でK.リーヴスの演じた同名の主人公(タイトルロール)の愛称を想起する。
・鑑賞日:2018年11月17日(土)
まずまず。
その土地にまつわる都市伝説から起きる悲劇。
子供達を誘拐した犯人とされていた老婆が、自殺を図って亡くなった。
その老婆の自宅のドアを2回ノックすると連れ去られると言う都市伝説を 有り得ないとノックする若者が行方不明に…。
悪魔的なお話。
若い頃に、子供を手放してしまった母親と娘の話が軸になっています。
良くある エンドレスな呪いのお話で、断ち切るまで繰り返されるんだろうなーって感じのエンドです。
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