火花のレビュー・感想・評価
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予備知識無しで見ました
原作もテレビドラマも見ず、ストーリーも漫才師の話程度の知識しか持たず、板尾監督のあのタイミングでのスキャンダル発覚に半笑いしながら鑑賞しました(笑)
関西弁の役は関西出身の役者が演じてもらえると見てるこっち側の安心感が違いますね(笑)
それにしても、圧巻の解散直前のラスト漫才!
気付いたら涙がうっすらと…
館内でもすすり泣く声がチラホラ…
ラストの巨乳は必要やったのか?(笑)
どうせやったら性転換してるのに見た目が男のままとかの方が痛い奴過ぎて笑えるような(笑)
芸人さんの頑張り具合が伝わってこない。大事なところでは?
この作品は漫才を楽しむものではないとはいうものの、もう少し漫才を頑張ってるところ見せたほうが良かったと思う。スパークスが解散することになったとき喪失感を感じないのは、感情移入できていないから。
俳優さんが漫才に力入れてるなって、垣間見られるところが欲しかったなあ。
売れない芸人という設定だけど、少しはテレビに出ていた。テレビに出る弟子に対する神谷さんの複雑な心情みたいなのは描かれてたけど、徳永がテレビに出られるようになっていくところは、視聴者が期待感を募らせ、感情移入できるところなのに、そういうところが描かれていない。漫才を知らない人に撮らせたくなかったと監督はいっているけど、東京で闘ってる若手芸人の姿を板尾監督はどれだけ肌感覚で知っていたんだろうかと思う。テレビに出るようになり徳永がやりたい漫才ができなくなっていく、そこの葛藤も描いて欲しかった。売れそうになるところも、落ち目になっていくところも描かれていないから、突然、相方に漫才辞めると言われても、残念な感じがしない。喪失感を感じたいところだった。
スパークス最後の漫才と神谷さんの最後の方の語りだけが力が入っているみたいな造り。さすがに菅田さん、柄谷さんの演技力で、これら二つのシーンはいい感じだった。
幽霊風俗のシーンとか、巨乳で馬に乗るシーンとか入れるくらいなら、視聴者目線でもっと感情移入できる造りにして欲しかった。
桐谷良かった、ただし菅田と板尾が。
原作読んで感動し、鑑賞。
菅田将暉がよくない。
根幹となる悲壮さや、哀愁というのが微塵も感じられなかった。
あの顔の甘さも役にアンバランス。
桐谷と修二の良さをつぶしてる。
また板尾の演出もひどい。
雷と乳いれるシーンは、コアな場面にもかかわらずふざけた演出が挿入されていて共感できず。雷とかいらないから普通の雨でよかった。
またコードュロイパンツも説明はしょりすぎで、本読んでないと良さ伝わらない。
菅田将暉の心理描写も軽薄で、物語として何を伝えたかったのか不明。
神谷演じる桐谷健太がどはまっていただけに、菅田将暉と板尾が残念。
女抱いてないで原作読みこめと叫びたくなる。
それでも最後の神谷の
「死んだ漫才師おったから、その比較があったから売れてったやつがいる。ベタがあるから成立する。なにも恥じることない。漫才師に終わりはない」
には感動した。
漫才師とは人生と同じで、どんなことも負けじゃないと思えば、明日からまた頑張れる。
期待外れかな
予告編はうまくまとめられてたのか
感動しそうな感じに見えたのに
本編を見てもグッときそうで
少し足りないみたいな物足りなさを
すごく感じた
最後に菅田と桐谷の楽しそうな漫才と
それをみにたくさんの笑顔の客が集まるっていうシーンが最後にあれば
よかったのにと個人的には思いました
火花のような10年間を描いた素敵な作品
ドラマ『火花』に衝撃を受け、映画も楽しみにしていました。原作は 未読です。
きっとスパークスやあほんだら のような芸人はたくさんいるのでしょう。
世間に認められなくても、自分のやりたい笑いを貫くのか。
はたまた万人受けの笑いを目指すのか。
それは、芸人に限らず人生で必ずぶち当たる壁 なのではないでしょうか。
そんな葛藤をする徳永は、きっと又吉さん自身なのでしょう(勝手にそう思ってます)
解散を決意した最後の漫才では涙が止まりませんでした。
夢を追いかけ、芽が出ず諦める。
その10年はまさしく火花のようにあっという間だったのではないでしょうか。
全体的にすごく好きな作品です。
最後のオチも衝撃でしたし(ドラマで知ってはいましたが)どんな決断をしても 本気で泣いて怒って笑い飛ばしてくれる、そんな友人がいたら、人生って案外捨てたもんじゃないかもしれませんね。
ただ、個人的にはドラマのキャストを超えてないのではと思っています。もちろんドラマと映画は別物だと思いますが、ドラマのほうがより リアリティで、2人の性格の違いも明確に描かれています。見比べてみるのも面白いかもしれません。
おもんな
終始漫才がおもんなかった。それが売れてない芸人なんだからええやん、みたいな感じで尚更気に入らなかった。
テレビに出るような芸人だったらもっとうまいだろう。
菅田将暉の演技力と桐谷健太のキャラでゴリ押して、木村文乃の変顔で繋いだ映画といえる。
グッとくるはずのステージも、あー初っ端のアレと同じ気持ちになったんだろうなぁくらいにしか思わなかった。正直興ざめです。
そして、最後のところは余計だなとも感じました。ラストの舞台のとこでブチッと切ってしまってよいのでは。
もっともっとあのコンビが追い込まれていって解散という選択肢しかなくなったんだなと思えないという足掻きが見えない。そんなに売れない10年って軽々しく年数重ねていってよかったの?って思います。
それこそ、本編の審査員が言っていたように、オチに向かって積み重なっていない脚本ですねコレ。
あと、桐谷健太は浦ちゃんのイメージが強すぎて離れなかった。。
見せ場は、木村文乃の変顔と浅草キッド
原作が、芥川賞を受賞してから映像化されるだろうと思い、詳細な内容はスルーしてました。
ドラマ版の評価が高かったので、主演2人を含め劇場版は、楽しみでした。
売れない漫才師の話ってだけで、ある程度の筋は読めるのですが、お笑いが題材なのに全編まぁ笑えない(^^;
売れない漫才師の話だから面白くないのか!?いや、、劇中売れてる設定の芸人も笑えない(^◇^;)
唯一笑えたのは、木村文乃の変顔と桐谷健太の水着で馬くらい(*´艸`)
映像も低予算の町興しムービーみたいで、菅田将暉の演技頼り感は否めず、漫才を題材にした映画なら品川監督の漫才ギャングの方が、エンタメとして面白かったかな!?
エンドソングの浅草キッドが、一番グッと来た☆3つ
うーーーん
キャストのファンにはたまらない感じに仕上がってると思いますが、又吉の丁寧な言葉遣いによるひとつひとつの大切な表現が、うまく描ききれてないように感じました。
なんで引退の話は最後の漫才のあとにしたのか、なんで最後の漫才を神谷さんは見てないのか、展開に膨らみのないその二点の改変はとても気になりました。
あれじゃ神谷さんは自分の再起に徳永を利用しようと、必死に説得してるようにさえ見えました。
板尾監督のキャスティングの勝利。吉本映画の逆襲。
これは、"吉本興業映画の逆襲"だ。驚くべきことに、そこそこイイ(笑)。
吉本協賛で毎年開応催される、"島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭"をはじめ、吉本映画を"映画"として認めるならば、映画ファンを小バカにしている作品が多い。ダウンタウンの松本人志監督の映画にいたっては、100年先を行っている感性に、観客が置いてきぼりにされる始末。
マジメな"映画愛"を感じることができるのは、品川庄司の品川ヒロシ監督くらいかもしれない。
原作は300万部を超える社会現象と呼べるほどの小説。その監督を託されたのは板尾創路。俳優・歌手・作家として、そのシュールな笑いに隠れファンはいると思うが、監督としては、「板尾創路の脱獄王」(2010)、「月光ノ仮面」(2012)に続く3作目で、前2作は興行的に成功しているとは言い難い。
吉本としては、原作印税やNetflixドラマ化で十分儲けたから良しなのか、よくわからない。しかし結果オーライ。吉本興業のほうに"見る目"があったと認めざるを得ない。
全体的にオーソドックスな映画手法で、板尾監督らしからぬ、まっとうな作品である。かといって原作そのままではなく、原作に忠実なNetflixドラマ版とは異なり、2時間で見やすいようにニュアンスやタイムラインが最適化されている。板尾監督によって消化され、映画として整えられている。シンプルで無難な仕上げである。
むしろ板尾監督の巧さは、キャスティングに尽きるのかもしれない。
主演の桐谷健太と菅田将暉に関しては、他の監督でも似たり寄ったりかもしれないが、2人とも大阪府出身であるというルーツの部分は非常に重要である。菅田将暉に関しては、シリアスなドラマ以上に、そのコメディセンスの高さは、「セトウツミ」(2016)や「帝一の國」(2017)で、誰もが認めるところ。
そしてその主演よりも、桐谷演じる"神谷"がコンビを組む、"あほんだら"の相方・"大林"役の三浦誠己の起用。さらに"スパークス"で菅田将暉の"徳永"の相方である、"山下"役に2丁拳銃の川谷修士を当てたことが見事というほかない。これがお笑いの世界で生きる、板尾監督のセンスなのだろう。
板尾監督のシュールで実験じみたところは、原作小説が芥川賞を獲った"オチ"ともいえる、"おっぱい"の部分だけである。といっても、"おっぱい"は本作では終盤でVFX映像がインサートされる小ボケにすぎない。映画のクライマックスは、スパークスの解散ライブのシーンであり、ここで感動を最高潮に持ってくる。
本音と反対の言葉を叫んで感動に持ち込むという、このシーンは原作からして、"帰ってきたドラえもん(さようならドラえもん)"のアレンジであり、やはり"おっぱい"のオチがなければ、作品としてのオリジナリティはない。あくまでもこの2つはセットなのである。
そして、神谷と同棲する彼女・"真樹"役の木村文乃がめちゃ可愛い。
ブレイク直前の"石原さとみ"に早くから目をつけていた板尾監督(監督2作目に出演)のセンスは女優起用でもいかんなく発揮されている。木村文乃ファンにとっても、最高の映画である。
(2017/11/23 /ユナイテッドシネマ豊洲/ビスタ)
面白かったです。
原作、その他派生コンテンツ未読です。まったく前情報無しで映画を鑑賞して、又吉さんがネームバリューや広告目的で賞を授賞したわけではないのだとはっきり分かる作りでした。
全体的にリアリティがあり、最後まで飽きることなく観れました。
神谷もやはり生身の人間であり、悩める芸人の一人なのだということが上手く表現されていて、流石だなと桐谷さん初め、役者さん達の芝居を見てとても素晴らしい出来だと感じました。
ただ気になる点が2つありました。
第一に、初めて神谷と主人公が出会った場面が、主人公が神谷に入れ込むことになる決定的な瞬間だったはずなのに、それにしては少し衝撃が弱く、置いてけぼりにされた気分でした。
第二に、花火があからさまにCGだなと分かってしまうのが残念でした。一気にフィクションなのだと現実に引き戻されます。
総じて良作でした。
劇場上映を前提とした「映画」ではなく、テレビでも充分楽しめる構成になっているように感じます。
よかった
まったく芽が出ない芸人・徳永は営業先の熱海の花火大会で先輩芸人・神谷と出会う。「あほんだら」というコンビで常識のワクからはみ出た漫才を披露した神谷の姿に魅了された徳永は、神谷に弟子入りを志願。「俺の伝記を作ってほしい」という条件で神谷はそれを受け入れる。人間味にあふれ、天才的な奇想の持ち主でもある神谷に惹かれる徳永。神谷もそんな徳永に心を開き、2人は毎日のように飲みに出かけては芸の議論を交わし、仕事はほぼないものの充実した日々を送るようになる。しかし、そんな2人の間にいつからかわずかな意識の違いが生まれるようになり……。最後は二人で熱海の花火を観に行く事になり・・・・
文学的な作品としては上質。
原作未読。
完成披露試写会で観ました。
芸人さん監督ものって毛嫌いしていたのですが、ちゃんと“板尾創路監督”でしたね!
とても全体のバランスがよく、カメラワークや、シーン展開が好みでした!
吉祥寺で働いている私としては、興奮でしたね!菅田将暉さん好きですけど、桐谷健太さんもさすがでしたね!
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