劇場公開日 2017年11月23日

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「これが芸人の生き様。ラストを飾る“常識を覆す漫才”とは。」火花 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5これが芸人の生き様。ラストを飾る“常識を覆す漫才”とは。

2018年1月16日
PCから投稿

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笑える

悲しい

【賛否両論チェック】
賛:2人の芸人の孤高な魂が出逢い、次第にお互いに影響を与えていく姿に、芸の道に生きる者達の真髄を垣間見るよう。感動を呼ぶラストも秀逸。
否:基本的には芸人達の生き様が淡々と語られていくだけなので、見方によっては非常に退屈。笑いのネタも見る人を選びそう。

 貧しいながらも自身の夢を叶えようと奮闘する徳永と、敢えて飄々と己の道を歩んでいく神谷。一見すると対照的で、しかしどこか同じ匂いのする2人が出逢い、お互いに変わっていく様がしっかりと描かれていくのが印象的です。
 そして、圧巻なのはそのラスト。観る者の心を打つ“常識を覆す漫才”には、思わず感動させられてしまいます。
 一方で、ストーリーそのものはかなり淡々と10年間をなぞっていく感じなので、興味を惹かれないと眠くなってしまうかも知れません。
 それにしても木村文乃さんの変顔は、可愛すぎて反則ですね(笑)。良くも悪くも原作が話題となった作品なので、気になった方は是非。

映画コーディネーター・門倉カド