劇場公開日 2017年3月25日

インビジブル・ゲスト 悪魔の証明のレビュー・感想・評価

全40件中、1~20件目を表示

3.0終始暗い

2025年7月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ずーっとフラットな感じで強弱無しで話が進んでいく感じがした。内容は良かったけどなんか眠かった

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はちみつ

5.0素晴らしいプロット

2025年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

練り込まれたプロットに驚愕した。
この作品の面白さは多岐にわたるが、弁護の依頼人ドリアが「本当のこと」を言う状況に追い込まれていくことが見どころだ。
人は誰も嘘をつく。
「嘘は必ずつく理由がある」
そしてずっと謎だったこのタイトルが意味することが最後にわかってくる。
「見えないの客」
直訳するとこうなるが、まさにそれ。
「悪魔」とは主人公ドリアだろう。
このタイトルにも大どんでん返しが隠されていた。
「10分の休憩」まで、悪魔とは真実を捻じ曲げてまで勝訴に持ち込む計画を立てるグッドマン女史だと思っていた。
彼女は弁護士ではなく法廷戦略の専門家という設定
彼女こそが悪魔だと、思わされた。
さて、
ドリアの証言
彼の証言を聞く限り、ハプニングによる事故とローラ主導で事故を隠し、おまけに隠ぺい工作をした。
この事件がきっかけで彼らは何者かに脅迫され、ホテルで殴打され気を失った。
気が付けばローラは死んでいて、部屋は密室状態 ドリアが犯人だと疑われた。
このホテル密室殺人事件の秘密も面白さのひとつ。
そして、
過去に起こした事件
ドリアの証言である不倫と事故の状況
これを尋ねたグッドマン
最初からそこに狙いがあった。
ドリアの証言通りであれば、もし第三者によってローラが殺された場合、必ずその理由が存在する。
しかし、もっともその原因に成り得るダニエルの両親は、まったくの無実
ダニエルの居場所を含め、どうしても真実が知りたい夫婦
彼らの作戦
そもそも夫婦はドリアという男を一切信用していない。
そしてあの日の出来事を鑑みて、あの二人が犯人だというのを直感で確信した。
でも証拠がない。
ただ、ないことはない証拠は、ドリアが金の力でもみ消していった。
ドリアを見張ることしかできなくなる二人
そして主人公であり視点は常にドリアにあることが、この物語を最高に面白くさせている。
グッドマンは、ドリアが真相を語ることを望んだはずだ。
ところが彼の証言と客観的に感じる不誠実さに矛盾を感じる。
グッドマンはローラという女についてもよく知っている。
ローラの人物像についても、同じようにドリアの証言に違和感がある。
グッドマンはそれを予想していて、そのために「車の男」が証人として出廷することを伝え、ドリアに真実を話すように強要した。
でもドリアの話に違和感が拭えない。
そうしてとうとう、
ドリアはダニエルが生きていたことを話した。
この時のグッドマンの顔は強烈な怒りに包まれた。
母の怒り
それでもなおグッドマンが演じ続けたのは、ドリアのすべてのすべてを剝いでやる強い意志があったからかもしれない。
ダニエルに続いてローラの人間性を考えた。
ドリアの証言はすべて逆で、事故後にすぐ電話しようとしたのはローラの方で、財布を盗んだのもドリア、そしてダニエルが金を盗み出したように交錯したのもドリアだった。
コンタクトレンズに仕込んだカメラ
万年筆に仕込んだ盗聴器
やがて、ローラを殺したのもドリアだったことを知る。
冒頭 ドリアのホテルの部屋にグッドマンが登場する。
予定よりずいぶん早い到着に面食らうようなドリア
ここに張った伏線が最後の結末を導く。
凄すぎる。
何故グッドマンがストップウォッチで時間を計測していたのか?
これもまた伏線だった。
事件が起き、警察が調査する。
この経緯で事実だけが概ね明らかになっていくが、真相には届かないことが多いように思う。
ところがダニエルの両親は悪魔を逃がさなかった。
警察では絶対語られないことをすべて暴いて見せた。
最後まで両親は決して笑わない。
このシリアスさ。
金と権力に頼り切っていた悪魔の最後。
二人は見事に人間の心に巣くう悪魔の正体を証明したのだ。
素晴らしい作品だった。

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R41

4.0オリオルパウロ

2025年6月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

卓越したシナリオだった

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ゆうき

3.0光が弱いから闇も弱い

2025年6月3日
PCから投稿

登場者の暗さに負けそうになりながら鑑賞した。自己保身と重なる嘘「大丈夫この人」と感じながら鑑賞した。それぞれの幸せ感の薄さは、闇に堕ちた時の深さに比例した。
物語の多くは仮定で進行するから信頼度は低いと感じてしまう。途中で“この人怪しい”と感じ、結末を予想してしまう。「仕草と視線」ディテールを見逃さなければヒントは置いてある。

全員悪い奴
よくできた
映画的な解決。

運転中に横を向いての会話
架空の世界なら成立します。

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星組

5.0これはすごい!

2025年5月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ドンデン返しの映画と聞いて鑑賞しましたが、全く予想できなかった結末に思わず声を上げてしましました!まだ見てない人は必見です。

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ぐっぴい

4.5素晴らしい

2025年5月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

驚く

映画全体の色味がとてもよかった。
トーンの低い映像で見てて心地が良かった。

最後は度肝抜かれた。

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みーくん

4.0証拠隠滅の証明

2025年5月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

驚く

 密室殺人事件
 愛人と密会中の交通事故

 ハラハラ・ドキドキ

 カメラワークとBGMが良かった
 ほぼ回想シーンで、ミスリードもあり、映画に騙される感じを楽しむことができた

 加害者への同情の余地はない

 ラスト、もう一捻り欲しかった

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Don-chan

5.0久しぶりに当たり🎯

2025年5月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

驚く

斬新

ストーリーと展開が完璧でした。裏切られたい方は、観る価値ありだと思います。

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iku

3.5❇️『地味なミッショインポッシブル感!』 ★彡アクション無し

2025年4月19日
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鑑賞方法:VOD

インビジブルゲスト

❇️『地味なミッショインポッシブル感!』
★彡アクションはないよ。

スペイン🇪🇸

🔵かーるくあらすじ。
写真家殺害事件の容疑者が主人公。
不利になっていく裁判展開を洗い直す為に、弁護士グッドマンと再度作戦会議。
弁護士に全てを伝えない主人公。嘘をついて弁護士に怒られ、渋々話し出す。

3ヶ月前に遡り浮気の話と事故の話をする事に。回想シーンを混ぜストーリー展開していくやや暗い負の連鎖主人公の結末は?

◉71点。
★彡演者さん達にインパクト薄い。オーラが感じられずやや残念。ストーリーは良かった。韓国映画ならもっと面白かった気がする。

★彡重厚な雰囲気でラストは圧巻

🧐🤫🚙🏢🦌

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シネマを喰らう

4.0密室の反対証明

2025年3月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

私の大好きな知的ミステリーで、最後まで楽しませてくれました。
若手やり手経営者が、ホテルで目を覚ましたら不倫相手の女性の死体見つけた。そして、そこに警察が踏み込んだ所からこの映画は始まります。
その経営者は敏腕弁護士を雇い、自分の無実を証明しようとします。
その過程で、恐ろしい秘密が暴露されますが、弁護士は経営者を助けようと、知恵を駆使します。
このぐらいの事前知識で見た方がいいと思います。
出演されている俳優の皆様、お上手で全編緊迫感有るものに仕上がっています。
経営者役のマリオ・カサスと弁護士役の
アナ・ワヘネルのガップリ四つの会話が見ものでした。
こんな感じのものを、事前知識無しに映画で見たい。

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のっぽ

4.0予備知識無しで観るべき

2025年3月3日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

最近、配信されてる映画観るのにレビューや映画の説明など読んでから鑑賞する事が多くなってるけどこの映画はそれをせず鑑賞して正解でした。全体的なトーンが好きです。多少のツッコミ所はご愛嬌で。

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グレート遠州

4.5衝撃の連続

2025年2月25日
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鑑賞方法:VOD

知的

物語はドリアとグッドマンの会話が中心であり、会話の中で過去に遡り、その情景描写が何度も映し出されて、少しずつ物語が進んで行った。最初はドリアに感情移入し、話をすんなりと受け入れていたが、実は実はの連続で途中から、こいつ悪いやつでは?と感じながら見ていた。最後のオチには、お前も虚像だったのか、、、となった。
最初から最後まで楽しめた。

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江戸川コメソ

4.5まさに悪魔の証明

2025年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

富豪の男が愛人との旅行中に交通事故を起こし相手を死なせてしまう。
男は事故を隠蔽するために、愛人と結託して証拠隠滅を図る。

めっちゃくちゃよく出来た原作だわ。
途中で謎解きはできてしまうんやけど、それでも最後の最後までハラハラしながら楽しく観る事ができました。
証明できない事を証明していく、まさに悪魔の証明でした。

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キブン

4.5とても秀逸なミステリ作品

2025年2月17日
PCから投稿

【鑑賞のきっかけ】
以前に鑑賞した「ロスト・ボディ」が秀逸なミステリであったため、同じ監督作品ということに興味を惹かれて鑑賞してみました。

【率直な感想】
結論的には、「ロスト・ボディ」と同様に秀逸なミステリと評価できます。
予告編を観ると、「密室殺人事件」ということが強調されていて、古典的なミステリ作品かと思ってしまいます。
しかし、確かに、「密室トリック」についての説明はあるものの、物語の主軸は、そこにあるのではないです。
不倫相手のローラという女性が殺害され、容疑者となった主人公の実業家・ドリアのもとに、グッドマンと名乗る女性弁護士が訪ねてきて、新しい証人が現れたため、法廷に呼ばれる時が迫っている、法廷戦術を早急に練る必要があると迫ってくる。
物語の大半は、この室内でのドリアとグッドマンとのやり取りで進行します。
グッドマンは、ドリアに隠し事をされていると困るからと尋問を始める中、浮かび上がってきたのが、3か月前に、ローラとの密会中に起こしてしまった交通事故。
対向車を運転していた青年が死亡してしまい、この事件の隠蔽工作を行ったことを、ドリアは告白する。
この交通事故と殺人事件との繋がりを巡り、ドリアとグッドマンの心理戦が展開されるのですが、緊張感が途切れることなく、物語に長さを感じさせることはありませんでした。
特に終盤近くは、グッドマンによる様々な推理が行われ、二転三転していくのですが、ミステリの面白さを思う存分味わえます。
そして、待ち受けている、意外なラスト。

【全体評価】
古典的な密室での殺人事件に、過去の交通事故を絡ませることで、容易に真相が見えなくなる中、ドリアとグッドマンとの緊迫感のある心理戦で、最後まで観客を飽きさせることなく、展開していき、ラストにはあっと驚く意外なオチ。
秀逸なミステリ作品として、高く評価したいと思います。

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悶

4.5スペイン映画、時々スゴい説(笑)

2025年2月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

2016年公開、スペイン映画。

【監督・脚本】:オリオル・パウロ

主な配役
【被疑者・ドリア】:マリオ・カサス
【敏腕弁護士・グッドマン】:アナ・ワヘネル
【被害者の父・トマス・ガリード】:ホセ・コロナド
【ドリアの愛人・ローラ】:バルバラ・レニー

1.スペイン映画、時々スゴい説(笑)

未レビューだが、以前『パンズ・ラビリンス(2006年)』を観て不思議な感動を受けた記憶が蘇る。

本作もあまり期待せず見始めたが、
どんどん惹き込まれてしまい、最後にノックダウンされた。

スペイン映画ということで、俳優陣にもなじみがなく、
変な先入観がないのもプラスに作用したかもしれない。

2.よく練られた脚本

◆タネ明かしの順序
◆塗り重ねられた虚構
◆最後の背負投げ
◆ロケ地の設定
◆キャラ設定とキャスト

すべてに「隙」や「無駄」がなく、
緻密に練り上げられている。
脱帽だ。

3.まとめ

間違いなく秀作。
惜しむらくは、ラストの処理。
もっとドラマチックにすることもできたろうに。
それだけが惜しい。
ラス前までの印象は鮮烈。
☆4.5

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Haihai

4.0顔のない来訪者

2024年10月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

愛人の殺害容疑をかけられた起業家と弁護士の話。
実業家は真実を隠しつつ保身の為の話を続けるが、謎の情報源から弁護士が突き詰めていく。

小出しにされる情報としっかりとした伏線、展開や構成が美しく非の打ち所がない。

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23

3.5面白い脚本

2024年10月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

分かるんだけど、一般市民があのような事を思いつくいて実行出来るかなぁ…

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Iwarenkon

4.5面白かった

2024年9月12日
iPhoneアプリから投稿

スペイン映画いいな。好きだなぁ。
映像がずっとジットリしてるんだけど、韓国映画よりは
重くない、ちょうどいい感じ。
発音や表情に抑揚が無いからか、この人達だけがそうなのかは分からないけど、全体的に淡々としてるから好みが別れそう。

主演の人Netflixのイノセントでも同じ感じの役しててイケメンだけど、怪しげでよく目が泳ぐし、時々目の奥が怖くて犯罪者っぽい雰囲気。わかる。人間ってこういう人が1番怖い。

オープニングの雰囲気がとても好き。

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ami

4.0青年実業家=クソ野郎は世界の常識

2024年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

スペイン産青年実業家で名声を手にしたはずの主人公がバカ~ンなクライムサスペンス。

法廷で無罪を勝ち取るためにありもしない事実をでっち上げ、それを固めていく作業を悪魔の証明と言うのだそうな。いつも付加価値どころか映画の魅力を削りに行くモードの多い邦題サブタイトルの中ではよく出来たタイトル。

青年実業家のドリアは美人妻と可愛い盛りの娘がいるにも関わらず写真家のローラとW不倫の関係を続けていて、ある日ローラ二人で入った雪山のホテルで襲われるところから映画は始まる。
ドリアは洗面所で背後から襲われ気絶、目を覚ますとローラは鈍器で殴られて死亡した状態だった。部屋は窓はロックが掛かっておりドアもロック+キーチェーンの完全密室状態。当然の如く容疑者となるドリアに、顧問弁護士から紹介されたと女性弁護士が訪れる。

グッドマンと名乗る女性弁護士は、三時間後に法廷に招集され、そこに新しい証言者からの新証言があるため、再度証言を確認しようと持ち掛ける。
限られた時間の中、取り急ぎドリアは事件の概要を話すが、そんないい加減な証言ではなく、きちんとまず事実を話すよう迫る。
すると、ドリアの口から三か月前に起こったある事件が語られ始める。

最初にホテルで起こった事件は、実は時系列的には一連の事件の最後の顛末なんだけど、そこに至るまでのアレコレをドリアの語りとグッドマンの裏読みの応酬でどっちが正しいんやろ、って常に頭をひねりながら追いかけていく形になる。
もちろん、この完全密室状態がどうやって作られていったのか、そこも最大の謎ではあるんだけど、伏線として張られている誰が新たな証言者なんだろうとか、その前の事件からどうやってキーパーソン達はドリアとの関連性を知ったのかとか、いろんな事実が一旦は固められて、なるほどなーとなるもののまた覆されて別の事実を見せてくる。

それが虚実ともども全て再現フィルム的に見せられるので、しっかりミスリードされて、またグッドマンがでもそうじゃなくね?と突っ込まれてドリアが、いや実はね…とやるもんやから、時々混乱すると同時に、私のなるほどー納得ーを返してよ!となる。

そして話が進むほどにクソムーブを連発するドリアとちょっと呆れつつもクライアントだから一生懸命あーだこーだと証言を考えるグッドマン、そんでまた実は…と始まるもんだから、もうドリア君いっそごめんなさいした方がええんちゃう?と思いたくなる。

いよいよ三時間が経過する頃、そこまで引っ張りに引っ張ってきた場面がいきなりとんでもない方向に吹っ飛ばされていく。多少、いやかなり無理筋もありなのは認めるけど、それにしてもそうきたか~!と思わず唸る残り10分の種明かし。
最初は見つかりそう、とか主人公カップルにハラハラしていた自分を恥じるような、もうどーしょうもない話をしっかりスッキリ落としてくれた、面白い作品だった。

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ハルクマール

4.0【”死人に口なし。されど証拠は残る。そして非情なる悪魔を追い詰める執念。”今作は観る側に様々なトリックを仕掛けてくる秀逸なミステリーである。】

2024年7月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー ご存じのように、今作は「インビジブル・ウィットネス」及び「告白、あるいは完璧な弁護」のオリジナルである。
  故に細かい事は、「告白、あるいは完璧な弁護」のレビューを読んでいただければわかると思うので割愛する。
  だが、今作でも優れたる映画は、優れたるリメイク映画を生み出すという法則は証明されている。-

■実業家のドリア(マリオ・カサス)は不倫相手・ローラの殺害容疑で起訴される。
 ドリアは法廷で審理が開始される3時間後までに、敏腕弁護人のグッドマン(アナ・ワヘネル)と反証の準備をしなければならなかった。
 ドリアは無罪を主張し、事件の再検証を開始するが、状況証拠は絶対不利だった。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・今作では、ローラと不倫旅行に行ったドリアが、山道で鹿が飛び出した弾みで、対向車と接触し、対向車を運転していたダニエル・ガリードは運転席で”血を流して横たわっている。”

■という所から、ドリアと敏腕弁護人のグッドマンと共に、ホテルの一室で無罪を勝ち取るために、法廷で審理が開始される3時間後までに反証の準備をするために、事故直後からの出来事を、複数パターンで観客に見せる。
 そして、今作を観る側は、S・S・ヴァンダインが産み出した名探偵ファイロ・ヴァンスの如く、制作側が仕掛けたトリックを見破れるか、見事にトリックに引っ掛かり、最後の大どんでん返しに”してやられた!”と脳内で思いながら楽しむか、トイウどちらかの道を辿るのであるが、どちらにしても見応えがあるサスペンス作品なのである。

<再後半の、緊迫感溢れる音楽が流れる中、ドリアと”敏腕弁護人のグッドマン”が反駁の証拠を検討する中、ドリアが”敏腕弁護人のグッドマン”を信じて、”真実”を次々に明らかにしていく過程と、反対側のホテルの一室からその姿を怒りの眼で見ている老人、そして後から入って来た老人の”演劇仲間だった”老婦人が真の顔を晒し、二人でドリアの部屋を怒りの眼で凝視するシーンは、見事な作品である。>

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