「二番煎じだが、ほのぼのする作品」ミックス。 耶馬英彦さんの映画レビュー(感想・評価)
二番煎じだが、ほのぼのする作品
新垣結衣の代表作というと、映画ではなくテレビドラマの「逃げ恥」である。頭がよくて心理学に通じているところが逆に仇となって、恋愛が上手くいかない可愛い女子の役が大ウケした。妙に自省的で批評的なキャラクターが時代にマッチしたのだろう。
本作の設定も似たようなもので、可愛いけれども駄目な女子が特技を生かして輝こうとする点は同じである。新垣結衣を使って「逃げ恥」と同じ恋愛映画で一発当てようとしたのは、如何にもテレビ屋さんらしい二番煎じだ。
しかしそうと分かっていても、新垣結衣の抗しがたい可愛さに、ついつい見入ってしまう。見終わるとほのぼのとした鑑賞感がありってほっこりする。卓球の世界的な現役選手の特別出演も含めて豪華な出演陣を見ることができて贅沢したような気にもなる。
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