「自由奔放な青春の終焉を予感させる秀作」きみの鳥はうたえる まっくん a.k.a. エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
自由奔放な青春の終焉を予感させる秀作
序盤、柄本佑と染谷将太が並んで歩いてくる絵にゾクゾクした。異常なほどの映画愛をもつこの二人の圧がすごい。
そして「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石橋静河が二人に絡む。彼女のボーイッシュでナチュラルな魅力が光る。
函館を舞台に三人の自由気ままで行先の定まらない時間を切り取る。決して責任を持とうとしなかった主人公の「僕」だが…
「好きだ」と伝えることの重さをずっしりと感じることができる青春映画の秀作だ。あのときを思い出した方も多いのではないか。
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