嘘八百のレビュー・感想・評価
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中井貴一おもしろかった。
中井貴一いいな。
男前がとぼけたことして、そのあとウンチク語ると更にかっこいい。
いいな。
森川葵もいい。
かわいい。惹かれるんです。最近。
バカな話の中に、人の優しさや大切にしたいものとかがポツポツでてきて、爽快感あふれる作品でした。
大御所たくさん出てたけどどれくらいかかってるんか知りたいな。
関西人なら
真贋への感情
物語としては凡庸だが、佐々木蔵之介演じる陶芸家の住む、安アパート内の撮影が面白かった。1LDKの狭い室内には炬燵が据えられ、最初のシーンでは家族ですき焼きを食べている。その密度の濃い空間で、生卵を絡めて肉を口に運ぶ人物の生々しいこと。
武正晴は「百円の恋」でも、安藤サクラが処女を喪うシーンで、しみったれたラブホという空間にほとばしるバイタリティを描いていた。
このアパートの住人たちは、贋作の茶碗でカフェオレやら何やら飲んでいる。
モノが持つ機能的な価値を超えた部分が、消費社会では重要な価値であるという言説は、どこまで遡ればその起点に辿り着くことができるのか。
少なくとも我々は、「利休の」茶碗にはこの価値が付与されていたことを、歴史の教養で、あるいはこの映画によって知っている。つまり、千利休の時代には、茶碗にその使用目的を超えた価値を与える時代が始まっていたのだ。
そして、その部分に強い説得力を持たせるのは、ストーリー(物語)だということも、映画では本筋において、正面からとらえている。
映画では、骨董を商う者たちがその真贋を、作品が持つに相応しいストーリーの有無で決めている。それは、鑑定家や学芸員においても同じなのだ。
いったん相応しい物語が成立すれば、物質に意味が与えられるのである。
ただの土塊に嘘を上塗りした偽物への愛憎。骨董や芸術には常につきまとうこの感情を、中井貴一と佐々木のコメディで軽妙に表現しようとしたのかも知れないが、真贋というテーマはちょっと重すぎたのではないだろうか。
この春で営業を終える錦糸町の楽天地シネマズの昭和の雰囲気に浸りながら、己の真贋に向かい合わなければならない人々の切なさを味わうことができた。
主人公から脇役まで味がありまくりです
家族で観れる愉快な映画。観て損は無いです。百円の恋の、武正晴監督×足立紳脚本なのでかなり期待はしていました。古物商(中井貴一)と陶芸家(佐々木蔵之介)が、過去に騙された大御所鑑定士への仕返しの為に、幻の歴史的価値のある茶器(という設定の茶器)を作り一攫千金を狙うお話。普段佐々木蔵之介が通う居酒屋に集まるメンバーも一見ただの飲んべえに見えてそれぞれ何らかの技術を持った実は凄いおじさん達(と分かるシーンが好き)で、皆んなのチームワークで幻の茶器を作り出して騙しにいく。
中井貴一と佐々木蔵之介のコンビネーションや、脇役や大御所役のおじさん俳優達がとても良いキャスティングで絶妙。そして中井と佐々木の子ども役をした森川葵や前野朋哉もとても良い味を出していて楽しめた。心に残る一作とまではいかないけれどもほっこりして安心する映画です。
池袋で
標準語/標準語話者が使う関西弁/関西弁(学芸員塚地のモノマネ時)を...
楽しくて笑えた
ダメな奴が本気出すのはいいんだけど…
監督の出世作「百円の恋」は超良かったし、
今作のこの配役でつまんない訳がないだろう!
てな勢いで観に行ったけど、
「百円の恋」が映画と相性の良いボクシングの映画だったから
あんなに盛り上がれたんだな!と言う事を再確認。
今作は「それ、犯罪だろ!」って言う部分が多くて
やっぱ素直に笑えない〜〜
「百円の恋」がダメダメなグダグダ女子が本気出す話で
今作もダメダメな陶芸家が本気出して、
「利休が最後に作らせた器」を作るのだが
その本気出すシーンは鬼気迫るものがあり
流石の佐々木蔵之介力が炸裂しているし
口八丁の中井貴一が胡散臭い雰囲気から次第に熱を帯びて
本物になっていくシーンはやっぱ上手いなあ〜と思う。
けど、
色々あって、ある大金が最後にどうなったか?
そこが、いまいち気持ち悪い〜〜
ネタバレになるので書かないが、なんか納得できない!
頑張った親父たちを子供らはちゃんとリスペクトして欲しい!
って言うか、そここそがこの話の肝だと思う。
金なんかどうでも良いんだよなぁ〜
リアル社会を舞台にした犯罪ギリギリのコメディー作品は、
どこまで「悪」に傾けるのかがやっぱ難しいなあ〜〜
あまり傾きが大きいと笑えないけど
でも頑張った人には何か良いことがあって欲しいし〜
良いことがありそうな予兆では終わってるけど
子供らのリスペクトが無い最後はちょっと微妙かも〜〜
★もう一度みるなら?「テレビの地上波を待つ」
面白い。期待を良い意味で裏切る
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