「ダメな奴が本気出すのはいいんだけど…」嘘八百 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)
ダメな奴が本気出すのはいいんだけど…
監督の出世作「百円の恋」は超良かったし、
今作のこの配役でつまんない訳がないだろう!
てな勢いで観に行ったけど、
「百円の恋」が映画と相性の良いボクシングの映画だったから
あんなに盛り上がれたんだな!と言う事を再確認。
今作は「それ、犯罪だろ!」って言う部分が多くて
やっぱ素直に笑えない〜〜
「百円の恋」がダメダメなグダグダ女子が本気出す話で
今作もダメダメな陶芸家が本気出して、
「利休が最後に作らせた器」を作るのだが
その本気出すシーンは鬼気迫るものがあり
流石の佐々木蔵之介力が炸裂しているし
口八丁の中井貴一が胡散臭い雰囲気から次第に熱を帯びて
本物になっていくシーンはやっぱ上手いなあ〜と思う。
けど、
色々あって、ある大金が最後にどうなったか?
そこが、いまいち気持ち悪い〜〜
ネタバレになるので書かないが、なんか納得できない!
頑張った親父たちを子供らはちゃんとリスペクトして欲しい!
って言うか、そここそがこの話の肝だと思う。
金なんかどうでも良いんだよなぁ〜
リアル社会を舞台にした犯罪ギリギリのコメディー作品は、
どこまで「悪」に傾けるのかがやっぱ難しいなあ〜〜
あまり傾きが大きいと笑えないけど
でも頑張った人には何か良いことがあって欲しいし〜
良いことがありそうな予兆では終わってるけど
子供らのリスペクトが無い最後はちょっと微妙かも〜〜
★もう一度みるなら?「テレビの地上波を待つ」
「星のナターシャ」さんのレビュー(1月18日付け)に対する1月19日付けのコメントは、別人の私(Lynkeus)が書いたのですが、なぜか「星のナターシャ」さんが書いたものとして表示されています。
原因はわかりませんが、システム上、私には訂正も削除もできません。
削除してくださってかまいませんので、管理者さんがこのことに気づかれたら、よろしくお願いします。
娘が「おもちゃのお札だと思って持ってきちゃった」とトボケて、親がきちんと弁護士に相談してから(普通に納税する、等々)法的に瑕疵がないように対応すれば、鑑定家も(プライドがあるから)騒ぎ立てないだろうし、仮に詐欺を疑われても立証は難しいから、あのラストシーンは意外にハッピーエンドではないかと思います。
ちゃんと納税しても一般人の年収を越える収入になるでしょうし、我ら国民にもちゃんと税金が入るよ、という明るいラストシーンでは?
歴史上の「アルデンヌの戦い」も一進一退あった後に「連合軍」の(!)勝利で終わりますから、最後に映る人形は実に象徴的です。
もしも弁護士さんでこの映画を見た人がいたら、ぜひ、彼らが最後に笑えるか、教えてほしいものです。