「【面白かったが、グリーンバックの限界が見えてしまった作品】」DESTINY 鎌倉ものがたり NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【面白かったが、グリーンバックの限界が見えてしまった作品】
山崎貴監督と言えば、VFX。
”大きな駐車場があれば、何でも再現できますよ”と言った男である。
彼はその若い頃からの努力で(伊丹十三監督を師事)一時代を築いたのは、周知の事実であり、発表された作品もどれも大変面白く且つ、大ヒット作も数知れず。
だが、今作では異界の怪物と主人公たちの対峙するシーンでのギクシャク感がどうしても気になった。
メイキングをTVで放映していたが、主演の堺雅人と高畑充希がグリーンバックの前で、見えない怪物を相手に演技をする様を見て、彼らが気の毒になった事を良く覚えている。
だが、山崎監督の凄いのは、今作から体制を立て直し現在でも公開が期待される作品をハイペースで作り続けている所である。
転んでもただでは起きない(あ、今作もヒットしましたよ)山崎監督の今後の手腕を楽しみにしている。
<2017年12月23日 劇場にて鑑賞>
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