「死神がキュート。」DESTINY 鎌倉ものがたり mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
死神がキュート。
西岸良平の原作がどのようなものかまったくわからないが、出来上がった映画はオリジナリティあふれるものになっていた。
山崎貴監督は、自作はほぼ自分で脚本を書いていて、これまではうまくいってなかったと思うが、本作はうまくいったほうであろう。
「三丁目の夕日」シリーズの古沢良太に習ったかどうかはわからないが、原作者が同じこともあってテイストが似ていた。
VFXもほどがよく、「黄泉の国」も説得力があった。
鎌倉では人が死ぬと死神が迎えに来て、丑の刻に出発する黄泉の国行きの列車に乗って旅立っていく。
死神に扮した安藤サクラがよかった。ある種、映画を活性化させる働きを担っていて、それには十二分に応えていた。
山崎貴は2020年の東京オリンピックに関わることになったので、しばらくは新作はおあずけ、かな。
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