「一緒の暮らしを知ってしまった」DESTINY 鎌倉ものがたり くりさんの映画レビュー(感想・評価)
一緒の暮らしを知ってしまった
当たり前の日常にある温もりは
無くなってしまった時に
その大切さが身にしみます。
一度知ってしまった幸福感は
求めずにはいられない。
前半シーンで、惹かれ合う二人を
みれば、
亜紀子を黄泉の国から
取り戻しにいく動機は凄く
共感できます。
本作は、終始、幸せな二人が醸す
雰囲気に包まれたように
味わえたのがよいところ。
世界観は好きなんですが、
気になったのが、ぬいぐるみのような
CGが周囲から浮いている感じが
残念。
背景が明るいからなのか、質感なのか。
血がだめなら、
粘着感や生物感がもう少し欲しいところ。
シーンにおける怪物や背景の位置付けが
舞台やミュージカルのような役割で
役者の演技力がメインのような
演出に感じたのでもったいないと
思いました。
できれば、
上映中は、
画面のなかに引きずりこんで欲しい。
現実との境がわからなくなる演出で…
と、いうのが望みなんですけども
雰囲気が好みで
ホッコリしたので、たのしめました。
昔、Y氏の隣人でも読んだ覚えが
ありますけど、
貧乏神も神様なので幸せに
導いてくれる。
粗末にしてはいけないらしいです。
くり様
本作、既に2回鑑賞しました。
エゴサをまめにしている山崎貴監督リツィートのおかげで、
たくさんの方々に感想を読んでもらえました。
あまり期待しないで劇場に行ったら…不覚にも泣け、
2回目は早いうちから泣けました。
2020年東京オリンピック演出を山崎監督が任されたそうです。
宮崎アニメの実写版のような創り。
開会式にも見られるかもしれません。
山崎流が苦手な人には不評なのかもしれませんね。
リアル過ぎないところが小さい子にも観られるかなあって思います。
あと何回観ようかなo(^-^)o
それと…貧乏神さん役の田中泯さんが大好きなのです。