劇場公開日 2017年6月3日

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「エンタテイメントとしては素晴らしい」ダブルミンツ ニックルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0エンタテイメントとしては素晴らしい

2020年3月20日
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興奮

とりあえず語り方が抜群に上手い。その語りの巧さにより、殺しちゃったと思っていた女が実は生き埋めのまま生きていたという無理やりな筋が成立してしまっている。かなり吃驚した。
警察が自首してきた男を保釈するっていうのもホンマ?となるが、すぐに次の問題が立ち現れ疑問を流してくれる。リアリティを超えていく語りの軽快さがある。
ヤクザとゲイというモチーフ、エピソードも新しく、何故か組や主人公の周りをウロついて射殺される刑事はご愛嬌的な面白さがある。マジで何しに来たんだか分からない笑

ちょっと残念なのはキャストの芝居にエンタテイメント性を超えてくるような深みがないという所で、そこに時間がかけられていれば韓国映画のような煮えたぎる領域まで到達できたんじゃないかと思う。ゲイの話をメロドラマまで到達させる工夫はあまり感じられず、中盤以降、衝撃性が一本調子と感じられなくもない。

今のノワールはLGBTから生まれていくのかなんて他愛もなく思った。男から見て羨ましいような深みまでは到達してはいなかったという点ノンケが作った弱さも感じもしたけど面白かった。

ニックル