劇場公開日 2017年10月28日

  • 予告編を見る

「陣治の愛がつまりすぎてる」彼女がその名を知らない鳥たち かっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0陣治の愛がつまりすぎてる

2021年8月31日
iPhoneアプリから投稿

一方通行の恋しか出来ない十和子に無償の愛を捧げる陣治の話。
というか陣治の愛の話。
というか陣治の愛が重くて深くて沈みそう。

下品な男とクズ女の話とかって結構酷いこと書いてあったし、主人公が好きになれないと観るのがキツい私が最後まで観れるか気を揉んだけど全然大丈夫だった。

多分演者が蒼井優と阿部サダヲじゃなかったら鼻についたかもだけど。2人の演技が凄かった。
十和子と陣治を嫌悪する感情が湧いてこないのは絶対演者の実力だと思う。

最後らへん、陣治が十和子に生きる気力を持ってもらうため、子供を作れというシーン、かなり胸が温かくなった。

重い話は苦手だけどこれは好き。

ただタイトルが疑問で、観賞後も疑問。
馬鹿にでも理解できるシンプルなタイトルにして欲しかったよ、陣治の愛(ダサい)とか。

コメントする
かっちゃん