「阿部サダヲ」彼女がその名を知らない鳥たち kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
阿部サダヲ
同居していた十和子(蒼井)だったが、建設現場で働く陣治(阿部)が不潔であるため身体を委ねることもなくなっていた。しかし、経済的に頼り切ってしまい、離れられないでいた。大切な思い出の残る腕時計を直しに出していたが、修理が思うようにいかず、百貨店の営業マン水島(松阪)がわざわざ訪れ、つい彼に溺れてしまう。
水島との情事の際、ホテルで待ち伏せされ、尾行されるという嫌な思いをした十和子。そんなある日、つい黒崎の携帯に発信してしまったことが原因で、刑事が訪れ、黒崎が5年前に失踪していることを知る。水島への嫌がらせもあったことから、もしや陣治が黒崎を殺してしまったのではないか?と疑う十和子。疑念はどんどん強くなっていき、ついに陣治は「死体は絶対に見つからない河川敷に埋めたよ」と告白する・・・
実は黒崎を殺したのは十和子だった・・・が、彼女は彼を殺した記憶がすっかり抜け落ちていたのだ。同時期に水島への思いも打ち砕かれるようになり、彼を果物ナイフで刺し殺そうとした時に過去の過ちを思い出したのだ。
十和子の罪を全て自分がやったことにして、最後には自殺してしまう陣治。自殺するくらいなら、そんな女に惚れなきゃいいのに。諦めればいいのに・・・とも思うが、もう選択肢は残されていなかったのだろう。自殺させてしまう作者のおそろしさ。白石監督もこんな映画が得意なんですね!
kossy氏🙇お疲れ様です。
私はDVDで観ました。
「…白石監督もこんな映画が得意」に同意します🙏
監督の作品好きで、ほぼ観てますが、いつも「アンビバレンツ」って言葉から、先が出ないので、レビュー書くの控えてます。言い訳してズルいけど、白石監督もズルいです😔
誰一人感情移入出来ない、登場人物だらけなのに…本作に嫌悪感わかない、俳優陣の上手さと振り切れ方に拍手します😄
本作では当然、架空の人物ですが、知り合い(決して友人では無くて)に、ホントに似た様な質の人間いまして…ぞ~っとしました😨
ありがとうございました🙏