ゴールド 金塊の行方のレビュー・感想・評価
全55件中、21~40件目を表示
かつてのイケメンが。。。
「インターステイラー」ではワイルドでかっこいいお父さんを演じたり、イケメンのイメージが強いマコノヒーがここまで堕落した姿になるのかと、その変貌ぶりに目を奪われました。。。はじめから終わりまで何度も白いブリーフ姿をさらし、お腹の突き出たぶよっとしただらしない体型でタバコをプカプカ吸い、酒をのみ、さらに落武者ハゲのマコノヒー。。。映画のストーリーよりも、正直そっちのほうがインパクト強かったです。
この映画のために作った体型で、撮影終了後はダイエットをして、またイケメンに戻ってくれることを祈っています。。。
自分の人生を賭ける、とはこういうことをいう。
まさにこの映画のコピー、「騙したのは誰だ?」、「驚愕のラスト10秒」の気分。
マコノヒーが演じる探鉱者が、実に山っ気たっぷりの山師でいい。狸腹に禿げ頭、白ブリーフの醜態を晒そうが、そんな見た目にはお構いなし。金(おかね)なんてものを手にするよりも、金(金脈)を掘り当てることにエクスタシーを覚えるギャンブラーのようだ。ちょっと見方が変わればヤクチュウのよう。
何度も天国と地獄を繰り返し、ようやく先が見えたと思ったところでまたもやガラリとひっくり返る。
さて、奴(誰とは言わないが)は何者だったのか?、その憶測がたまらない。
最後の笑顔は、けして喜びや安堵の笑顔とは思えなかった。あの表情を作れるからこそ、マコノヒーが名優なのだろう。
それと、イギー・ポップの主題歌がいい。トム・ウェイツを彷彿させるダミ声が、一獲千金を狙う彼らによく合っていた。
メインはサスペンスより人間ドラマ。金塊に魅入られた男達の葛藤。
【賛否両論チェック】
賛:金鉱探しに全てを懸けた主人公の人間ドラマと、そんな彼の人生の先に待つ人間達のあさましさに、思わず考えさせられる。ラストも意外性があってイイ。
否:宣伝のようなサスペンス色はあまりないので、期待を裏切られる感が強い。
「なぜ170億ドルの金塊が一晩で消えたのか?」
というのが宣伝文句でしたが、実際はサスペンス色はあまりなく、どちらかというと、再起を誓って金鉱発見に全てを懸けた男達の人間ドラマがメインです。
やがて金塊を見つけ、成り上がっていく主人公を待ち受けるのは、景気の良い時だけ寄ってくる投資家達や、都合よく丸め込んで金鉱を奪い取ろうと画策する有力者達。そんな彼らの中でもがくうちに、いつしか忘れつつあった初心を思い出させてくれる、遠い存在となった恋人の想いもまた、人生の機微を思い知らせてくれるようです。
その上で最後にやってくる真実に、ようやく驚かされる、そんなストーリーです。
どっちなの?
経営者としては最低なのに、どこか魅力的なんでしょうね。
あ、男としても最低だけど、何か光るものがあるんでしょうね。
夢だけで、ここまでできたら、「アホなのか?」と言われても、才能とも言えるんでしょうね。
で、最後。
マイクは何者?
どうなった?
謎のままだけど、あると信じたら、あるのかも。
ぜひ見てほしい一作。
なぜこれが話題に登らないのか不思議。
まったく無駄のない展開にカメラワーク、見入らずにはいられないキャラクターたち、気持ちいい緩急で紡がれるストーリー。
どん底の男が再起を図る話は無数にありますが、これは実話を元にしているだけあって人物たちの喜怒哀楽が恐ろしく身近に感じられる。
ヒューマンドラマが見たい人にオススメしたい映画でした。
もうひとつ
マシューマコノヒーはすごい、
太って剥げて…まぁ頭はかつらだろうけど…
昔モンスターでシャーリーズセロンが同じように太って老けたおばさんになってて驚いたけど、
あの頃からハリウッドの肉体改造がやばい。
内容はとてもつもない話なんだけど、
ゴールドやお金、株が目に見えないものであるために
実感が伴わず、エンターテイメントとしてはいまいち盛り上がりに欠けた。
実態の無いお金を描いた映画でもすごく盛り上がるものもあるから、
この映画は人物同士の関係もちょっと希薄だったかも。
主人公とマイケルの関係をもっと、
信じてるのか、疑ってるのか、
とかてのがあったら良かったのだろうか?
でもまぁ、実話としてはとんでもない話だ。
バブルだ。
実話ベースの割に
実話ベースの割に曲折があり、かなり面白い。
NYのビジネスマンどもはホントにクズなんだな、とも思わせられる。そういうことの積み重ねがトランプ政権を生んだのかな。
マシュー・マコノヒーは相変わらずの熱演だが、ここまでして本人に似せる役作りは本当に必要なのかな…
最後にニヤリとさせられるが、それほどの爽快感はない。FBIが甘すぎる気がするし。
しかしマイクはいったいいつこれを考えついたのか?
きっとケニーがマラリアにかかったときに、なんとかケニーの気持ちに応えようと考えたのだろうな。で、どうせ買収かけられるから売り抜こうと思ってたら、ケニーが頑張っちゃったと。
Bre-X騒動なるものが元ネタ、年代も違う
90年代の話を80年代に。
実話ネタのようにみせてけっこう脚色がある感じ。
ボルネオ島はタイロケらしらしい
ウルフ・オブ・ウォールストリート とアメリカン・ハッスルを足して2で割った感じ
ザ・山師!
意外と飽きずに最後まで引き込まれた
「金(マネー)じゃない。金(ゴールド)だ。この違いが分かるか?」
神映画!
実話ベースの映画のようです!昔の実話の映画化や実話ベースの映画は淡々としてたのが多かったですがここ数年は完成度が異様に高い映画が多いような気がします。
主演のマコノヒーも以前『ダラスバイヤーズ・クラブ』に出演してましたが完成度が高かったです^ ^
マコノヒーってまさにカメレオン役者ですね^ ^『ダラスバイヤーズ・クラブ』でHIV感染者の役で痩せ細ってアカデミー賞を受賞今作ではハゲてデブ!
金魅せられた男を演じる「俺は金(マネー)が欲しいのではなく金(ゴールド)が欲しい!
金探しに命をかけた男!
正に男のロマン 笑
でもやっぱりこう言う人の人生は山あり谷ありで採掘に成功すればボロ儲け!見つからなければ借金地獄!稼いでも騙される!この繰り返し(^^;
でもこの人金探しでコンビを組んでた地学者マイクとは気の合う仲のいい友人となり金探しで唯一得た?信頼できる人。
ところがこのマイクにも裏切られ全財産奪われる(^^;
この浮き沈みは観てるだけ心臓に悪いくらい極端だからついついハマってたら最後に観てる自分が騙された・・・汗
シリアスなストーリーや二転三転するストーリー等好みの展開ってありますがこの映画正に神映画!最高傑作でした!
アメリカンバブル
170億ドルの金の延べ棒が消えた訳じゃない
金鉱掘りの話だが、金融物投資話
儲け話に群がるハイエナの一喜一憂する様は、正にアメリカンドリーム
一体誰が損をし誰が儲けたのか?
ただ株券が高沸し紙クズになっただけなのに
黄金のまどろみ
1995年に実際に起きた事件を主演のマシュー・
マコノヒー製作で映画化した作品、とのことだが……
いやはやこんな冗談みたいな事件が本当にあったんすねえ。
予告編や広告から『黄金なんて最初から無かった』
という結末には薄々勘付いてはいたが(たぶん
本編もそう臭わせる作りになっていたと思うが)、
それを踏まえて観ても、表には出ない主人公ら
の気持ちを読み取りながら観るのが面白い。
テンポ良し、演技良し、カネと金と夢を巡る
アイロニーたっぷりの物語で、端から端まで楽しめた。
* * *
最近のマシュー・マコノヒーは役柄ごとの肉体改造が
スゴすぎて毎回心配になるのだが、今回もバーコード禿げ
&ビールっ腹という、ファンが黄色くない悲鳴を
上げそうな風貌で登場。愚かしいほどに情熱的で、
傲慢ながらも優しい、実に人間臭い主人公ケニーを好演。
地質学者マイクを演じたエドガー・ラミレスも、
終始思い詰めたような表情の裏で色んな感情が
渦巻いていたんだろうなと思わせるし、
ケニーの情熱に惹かれて彼を支えるケイを演じた
B・D・ハワードも良かった。カネや名誉より夢を
追うマイクの姿が好きだったんだろうね、彼女。
* * *
捜査官から真実を話せと言われたケニーは語った。
「金持ちは真実なんて気にしない。知りたくないから
見ない。大金が手に入るなら見ないんだ。それが真実だ」
銀行や投資家達が求めたのは夢ではない。金でもない。カネだ。
おまけにそのカネも現金(げんなま)ではなく
電子掲示板に浮かぶ緑色の数字の羅列だ。
誰もが黄金の発見に浮き足立ったというのに、
誰1人として黄金そのものを目にしていなかった
というのは、なんとも滑稽というか皮肉というか。
結局、ケニー自身が真相をどこまで知っていたのかは
明確には示されない。最後の小切手は、マイクとケニーが
最初から山分けを画策していたとも取れるし、マイクが
裏切りの埋合せとして一方的に送ってきたとも取れる。
実際の事件の方についてはあまり調べていないが、
この作品だけ観て考えるなら、僕は後者だと思う。
というか、その解釈の方が僕は好きである。
* * *
マイクが嘘を吐いたのは、自分に全人生を賭けて
くれた男に対して申し訳が立たないという、
友情と自己保身とがまぜこぜになった感情からか、
それとも自分を蔑ろにし続けた世間をぎゃふんと
言わせたいという想いからだったのか。
恐らくはそれら全部だったんじゃないだろうか。
劇中、思い詰めたような表情を何度も見せるマイクは、
きっとケニーにいつか真相を話そうとしてはいたが、
それがどうしても出来なかったんだと思う。
一方のケニー。
割と早い段階からケニーは『本当は黄金など
存在しない』という事に気付いていた気がする。
なぜって、偉大な父の背中に憧れ、あのハイリスクな
稼業に長年心血を注いできた彼が――
資金も気力も尽きかけた土壇場で「十年に一度」と
言われるほどの埋蔵量を誇る金鉱を発見したり、
視察のタイミングであんな大きな金塊が出たり――
そんな化け物じみた強運を全くの疑念無しに信じたろうか?
1億円の宝クジの当選番号を四度五度も見直すように、
サンプル調査結果を子細にチェックしなかった
なんてことが有り得るだろうか? まさか。
だがケニーはマイクに何も問いたださなかった。
きっとケニーは、事実を確かめる代わりに……
夢から醒めないことを選んだんだと思う。
『自分は、自分の会社を世界に一目置かれる存在に
のし上げたんだ、偉大な探鉱者(プロスペクター)
であった父が誇れる仕事を成し遂げたんだ。』
そんな心地好い夢を少しでも長く見ていたい。
そう望んだんだと思う。
そうすれば、死にかけの彼を落胆させまいと、
馬鹿な嘘を吐いた男と一緒に、夢を見られる。
ケニーもマイクも、口には出さずとも、
お互いの心の内に気付いていたんだろう。
ケニーがマラリアから目覚めて以来、2人は
お互いを起こさないよう眠り続けていたんだろう。
* * *
しかしまあ夢見た本人は満足でも、金持ちな投資家や
銀行屋以外の普通の人々だって迷惑を被った訳で、
夢見るってステキやね!なんてキレイごとじゃすまない話。
一発逆転、一攫千金、ローリスクハイリターン、
信用できそうに思えても、そんなうますぎる話にはご注意を。
残念ながら株式投資するほどの余裕が無い
自分はドリームジャンボ宝くじで我慢します。
当たれ! 1等前後賞込み7億円!
なるべく3000円分で!(もっとうますぎる話)
<2017.06.01鑑賞>
友の裏切りは...。
とてつもない金を掘り起こした主人公が、成功したと思えばピンチになり、また成功し...という感じで、観客をハラハラさせてくれる。そしてたどり着く予想外のラストには、思わずニヤッとしてしまった。
衝撃のラストということで、てっきり悪い終わり方をするかと思っていたけど、観客をなるほどとそうきたかと思わせるラストで楽しかった。
胡散臭さ満載のマコノヒー
腹は出てるわ髪は薄いわで他の作品とは一線を介すマコノヒー。
実話ベースとの事だが、事件は知らずに鑑賞。
痛快という訳には行かないが、
栄光有り、転落有りで楽しめた。
実際に隣にいたら好きにはなれそうに無いけど、
オッサン凄いなーと思った。
2017-36
マシュー・マコノヒーがノリノリで演じたと聞いたら気になり、劇場検索したら、都内日比谷だけって
えーすくなっ😨
ってことで仕事おわりに見てきた。
ラストでニヤっとさせたいのだと思いますが、そんなにって感じ。
そこに至った経緯だとか、主人公が浮かれはしゃいでからの転落ぶりとかの描写が少なくて、もうちょいそこら辺を描いてれば評価変わったかな。
なんだか淡々と話が進んで終わってしまった印象です。
わたしの中でのマシュー・マコノヒーって『ウェディング・プランナー』で見たスマートなブロンドのアメリカ人ってイメージが強いので、今回はそのイメージが破壊されます(笑)
ハゲでビールっ腹でアブラギッシュな、満員電車で絶対隣にいてほしくないオッサンです。
そこはマシューに完敗。ナイスバディでした。
全55件中、21~40件目を表示