「センスが無い」劇場版 マジンガーZ INFINITY ばるすパパさんの映画レビュー(感想・評価)
センスが無い
サブスクで観ました。おそらく昭和のスーパーロボットアニメに理屈を求めるな!巨大ロボが必殺技を絶叫しながら無双するカタルシスを楽しめ!的な志の元に現代風のCGアニメにしようとしたのでしょうが、あらゆる面でセンスが無い。デザインも変にエッジが効きすぎて、何より装甲のヒビ割れにしか見えない質感が永井豪の味を全て消している。機械獣もカラフルなおもちゃ感満載。戦闘シーンも斬新さが皆無で、格闘に「重さ」を感じない。女性キャラも可愛くない上に品がない。
ここまでけちょんけちょんだが、それには理由があって、今川泰宏監督の「衝撃Z編」を観てるからどうしても比較してしまう。あちらはストーリーの好みは分かれるかもしれないが、ことメカやキャラの描き方はカッコイイの一言に尽きる。外連味が振り切れながらも、ちゃんとリアルな質量と熱量を感じる素晴らしい演出で、永井豪のキャラの味をうまく活かしていた。
とにかくまとめるとインフィニティの感想は一言「センスが無さすぎ」で終わる。
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