「水木一郎さんを偲んで」劇場版 マジンガーZ INFINITY 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
水木一郎さんを偲んで
アニソンの帝王ことアニキこと水木一郎さん
肺がんにより東京都内の病院で12月6日に他界
監督は『ご近所物語』『地獄先生ぬーべー 恐怖の夏休み!!妖しの海の伝説!』『劇場版 金色のガッシュベル!! GASH BELL 101番目の魔物』『ONE PIECE ワンピース 珍獣島のチョッパー王国』『映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』の志水淳児
脚本は漫画家コンビうめの原作担当・小沢高広
TVアニメのマジンガーZの10年後の世界
サイコガンダムのような巨大なマジンガーZ「ゴラーゴン」登場
絵がとても綺麗
CGのおかげだろう
もう少しキャラの絵を元のアニメに寄せて欲しかった
当時大人のキャラはなるべく可能な限り同じ声優さんでやってもらいたかった
たしかにスタイリッシュにはなったけど
出世してもさやかのヘアバンドは相変わらず
昔の漫画のヒロインにありがち
魔女の宅急便のキキのようなやつとはまた違う古臭さを感じる
しかしアラレちゃんのメガネと一緒でさやかの重要な個性
ふかわりょうからヘアバンドをとってもふかわりょうだがさやかからヘアバンドをとったら分かりにくくなる
受け入れる他ないか
気になるのはそれぞれのキャラの涙丘
ここまで描く作品はあまり知らない
日本人の殆どは蒙古襞で涙丘が見えない
なんだか気持ち悪い
鼻の穴を省略するのが漫画だがそんなもの加えなくてよろしい
永井豪作品だけあってお色気シーンはあるがけっこう仮面ほどエグくはない
お札の人物が永井豪作品に登場する作者という小ネタも
メインは声当て専門の人たち
マシンガールズというセクシー系の四人組アイドルの中にオカリナとゆいP
阿修羅男爵の女の方は朴璐美だが男の方は宮迫です
朴璐美と宮迫のハーモニー
朴璐美がリードする形
懐かしいさまざまな機械獣が一方的に破壊されるのはちょっと悲しい
この作品で70年代前半のテレビアニメのほうをまた観たくなったことは確か
その点でこの作品は少なくとも有意義なのは間違いない
オープニングテーマは水木一郎だがエンディングテーマは吉川晃司なのが残念
エンディングも水木一郎に歌ってほしかった
ルパン愛のテーマでも実証済みだが森口博子曰くセクシーな水木一郎もたまらない
東映アニメフェアの超豪華版
マジンガーZが好きな人たちのために開催されるお祭り的なもの
それ故に辛口評論家はお呼びではない
それにしても多様性を重視するあまり争いが起きるって皮肉よね