「エヴァと逆シャアとハルヒの闇鍋」劇場版 マジンガーZ INFINITY たらばざりがにさんの映画レビュー(感想・評価)
エヴァと逆シャアとハルヒの闇鍋
単純に映画としての魅力が無い。
イメージとしては、漫画原作アニメの夏休み用映画のクオリティー。
最初のグレートマジンガーの戦闘と、終盤のマジンガーZが数多の機械獣と戦闘はスピーディーでとても好きだった。
しかし、ブロッケン伯爵とあしゅら男爵をあっさり倒し、Dr.ヘルに苦戦するけどなんか不思議な力で解決って展開は初めて小説を妄想した中学生かとツッコミたくなった。というより、えっこれで終わりと本気で驚いた。
マジンガーZに過度に物語性を求めていないが、多元宇宙とかそれっぽいこと言う美少女の学生がそれっぽい言葉を羅列して解決するって展開は個人の同人誌の範囲にとどめてほしい。とりあえず制服にするの正直言って不愉快だった。別の方のレビューで書いてあったエヴァと逆シャアとハルヒを混ぜたものとの評価は、本映画を表す言葉として最適であると感服した。
多作品との関連で付け加えるなら、量産型マジンガー(スパロボ30参照)のイチナナ式のデザインはどう考えても機動戦士ガンダムのジムである。マジンガーZは、ボスボロットやアフロダイエースなどの独自の魅力的なロボットがあるのにも関わらず何故マジンジムにしたのか。
あと、マジンガールズはロボットも含めて酷すぎて草も生えなかった。
書き始める前は評価2だったものの、書いてたらいいところ無かったので0.5。
自分は、スパロボ3作と初期のマジンガーZを10話(現在視聴中)しか観ていないライトファンであるものの、歴戦のファンの先輩方を思うと朝も起きれない。