ジュラシック・ワールド 炎の王国のレビュー・感想・評価
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良作か駄作か
面白い
とうとう世界はジェラシックワールドになった
ジュラシックワールドは、2015年に14年ぶりにジェラシックシリーズとして発表されたが、今回の「炎の王国」はその続編。すでにこの作品に続きがあることが映画の最後で予告されているので、これはジュラシックワールド3部作の第2作目に当たる。シリーズの最初からスピルバーグが引き続き製作総指揮に当たっている。
前作ではテイラノサウルスとTレックスなどをDNA操作で合わせたハイブリッドの新種インドミナスレックスが、暴れ放題で、テイラノサウルスとデスマッチを繰り広げていたが、新種の方が、血の匂いに誘われて海からやってきたモササウルスに水中に引きずり込まれて食われてしまうシーンで終わった。オーウェンが親代わりになって育てた孤児の4頭のベロキラプトルは、この決闘で3頭殺されて、ブルーだけが生き残る。この映画は、その続きだ。
ストーリーは
深海探査艇が恐竜たちが生息するイスラヌブラ島の海底に向かう。モサザウルスに海に引きずり込まれて死んだインドミナスレックスの死体からDNAを採取して、さらに強い新種を作る試みが進行している。彼らは海底で見つけたレックスから骨を切り取って、無事に引き上げることに成功したが、深海探査艇に異変が起こる。モサザウルスが予想を超えて巨大に成長していて、、、、。
一方沢山の恐竜が生息するこの島に小規模の火山噴火が頻発している。専門家は火山が大爆発し、このままでは、すべての恐竜は絶滅することになると予想した。議会では、恐竜を救うべきかどうか、専門家の数学者マルコム博士を呼んで意見を聴いたが、博士は恐竜の運命は自然に委ねるべきだと主張する。恐竜はこのまま手をこまねいて 再び絶滅するのを待つしかないのか。
ジュラシックパークの創設者、ロックウッド財団はパークの運営責任者だったクレアと、恐竜行動学者オーウェンに、島に行って出来るだけ恐竜を捕獲するように依頼する。クレアとオーウェンは数年ぶりに再会し、ジャステイスとジア、二人の助手を連れて現地に向かう。着いてみると、すでに現地ではロックウッド財団の傭兵たちが恐竜捕獲作戦を始めていた。オーウェンは、自分が親代わりになって育てたベロキラプトルのブルーと再会を果たす。ところが傭兵たちはブルーとオーウェン双方に麻酔銃を発射した。オーウェンが昏倒している間にも火山の大噴火が予想以上の速さで始まっていて、マグマが流れ落ちてくる。オーウェンは危機一髪のところでマグマから逃れ、クレアたちと合流するが、そのころにはすべての恐竜たちが命からがら海岸線まで逃げ延びて来ていた。
病に伏せているロックウッド財団創始者のベンジャミン ロックウッドから仕事を引き継いで実質経営者となったレイフポールの傭兵たちは、大型船に捕獲した恐竜たちを収納し島を去るところだったが、クレアたちは船出の寸前に船に忍び込むことができた。乱暴に捕獲されたブルーは出血多量で虫の息だった。クレアとオーウェンはインドミナスレックスから血液を抜き取りブルーに輸血する。船から大型トラックに乗り換えた一行の行先はロックウッド財団の大きな屋敷だった。そこには財団の創始者ベンジャミンと孫のメイジ―が住んでいた。
屋敷に世界中から招待客が続々と集まってきていた。そこで恐竜たちが、1頭ずつ檻で引き出されてきて競りにかけられ、落札された値段で売られていく。ベンジャミンの命令で保護された恐竜たちが、レイフポールによって売られてしまう。孫のメイジ―は祖父に、レイフポールの裏切りを伝えるが、それを警察に通報しようとしたベンジャミンはレイフポールに殺される。
事情を知ったクレアとオーウェンはメイジ―と一緒に、恐竜たちを守ろうと立ち上がる。オークションにかけられて最も高値で引き取られそうになったのが、インドミナスレックスのようにDNA操作でハイブリッドされた新種のインドラプトルだった。各国の要人たちはこれを無敵の武器として使うために購入したがっている。しかしオークションの最中に檻が開いて、数頭の恐竜が会場で暴れ出して、逃げ惑う人々とで大混乱に陥る。逃げ出したインドラプトルは執拗にメイジ―を追いかける。それをオーウェンとクレアを助けるブルーの登場によって危機を回避、インドラプトルは屋敷の屋根から落下して死ぬ。レイフポールはテイラノサウルスに食い殺される。ロックウッドの屋敷の地下に閉じ込められていた他の恐竜たちは、破壊されたた地下にシアンガスが充満してしまい、このままでは全頭が窒息死することになる。
少女メイジ―は、殺される前のレイフポールから、自分がベンジャミンの娘が事故で死んだとき、そのDNAから作られたクローンであることを知らされた。本物のベンジャミンの孫ではなかったのだ。自分のようにDNA操作で作られた恐竜たちを、このままガスで窒息死させるわけにはいかない。メイジ―は地下室の檻を解放する。次々と恐竜たちは外界に出て行き、ブルーも「安全なところで一緒に住もう」、というオーウェンの言葉に躊躇するが振り返りながら去っていく。
こうして恐竜は生き延びて人々の住む世界に自由に放たれた。
議会で再びマルカム博士が発言する。今や人と恐竜とが共存して生きて行かなければならない。いわばジェラシック時代と呼ばれる新しい世界となったのです。
というお話。
恐竜が本物にしか見えない。この映画の見どころは「上等なCGテクニック」。実に恐竜が本物の様によくできている。円谷プロダクションの着ぐるみ怪獣の特殊撮影に騙されて本気で怖がって震え上がって育ってきた。そんな自分の目からすると隔絶の進歩だ。シンと鎮まって、え、、何が起こるの、といぶかしがっているうちに影が映り、ギャー本物が現れるというパターンが幾度も繰り返されるが、何度やられても慣れることがなく本当に怖い。CGがこれほど進歩したのは、ジョージルーカスとスピルバーグの天才的な才覚によるものに違いない。一連のジェラシックシリーズのおかげで恐竜が大好きになった人も多いだろう。
火山大噴火で燃えるマグマに満ちた島に取り残された草食恐竜アパルトサウルスが、「連れて行って連れて行って」と島から去るオーウェンとクレアに何度も何度も呼びかける。やがてマグマの毒ガスにまかれて姿がみえなくなっていく様子が哀しくて、ここで涙を流さなかった人は居ないだろう。
またオーウェンに育てられたベロキラプトルの孤児で1頭だけ生き残ったブルーがオーウェンに寄せる想いもとても共感できる。こんなに可愛い奴ら、誰もがペットに欲しいと思うだろう。
かくしてジェラシックパークの恐竜たちの大半は火山で絶滅し、財団に捕獲された恐竜たちは、恐竜同様DNA操作でクローンされた少女メイジ―によって野に放たれた。地下室の恐竜たちを生かすか、見殺しにするか二者択一を迫られて、クレアはようやくの思いで自分の思いを押しとどめて、恐竜をあきらめようとするが、それではメイジ―の存在をも認めないことだ。メイジ―はオーウェンとクレアの堅い決意に反して、恐竜を自由にし、この世で人と恐竜を共存させることでクローンとしての自分の命を自己肯定したのだ。勇気ある決断だったと言える。
母親が事故死した後メイジ―はお祖父さんと乳母に育てられたが、乳母役に出てきたのが、ジェラルデイン チャップリンだ。再びこの女優を見ることができてとても嬉しかった。喜劇王チャップリンの娘。映画「ドクトルジバゴ」でジバゴの妻役だったころの知的で美しい姿は、1970年代の他のどの女優よりも抜きんでていた。いまはしわくちゃだったが、全然かまわない。気品に満ちた雰囲気をまとい、キリッと立つ美しい立ち姿と、洞察に満ちた眸、可憐な様子は、むかしのまんまだ。
オーウェンとクレアのやりとりが面白い。前回の映画で二人はハッピーエンドで、あれから3年も経っているから、家庭を持って2-3人子供でもいる頃かと思ったら、二人はあのまま別れていた。その理由というのが聞けば、クレアが腹を抱えて馬鹿笑いするほど単純な、クレアの言葉を誤解して取り違えたオーウェンが、自分から去っていったからだった。そんな二人が再会して互いになくてはならない存在になっていく。オーウェンは単純で武骨な男。クレアは困っても、命の危険にさらされても男に助けてもらうことを全く期待しない。男をアテにしない自立した女として描かれていて好ましい。
クレアの二人の助手に、ラテイーノとアフリカンアメリカンを起用したことは良いことだ。アメリカの人口比からいっても自然なことで、これが正しい。正しいことをしないハリウッド映画が多すぎる。ジャステイスがIT技術者で眼鏡をかけてオタクっぽいがアフリカンアメリカン。そしてジア獣医がラテイーノ女性だ。ジアが姿が見えないのに声だけで誰かわかって彼女が車から出て天を仰ぐと、ゆっくりと森から巨大なアパルトサウルスが姿を表すシーンは、感動的だ。
この映画、安心して子供に見せられる。12歳のメイジ―の名演技。恐竜たちの生き生きとした立ち回りにもほれぼれする。ハリウッド映画は娯楽映画と馬鹿にすることなかれ。とても満足した。
この世も、とうとう人と恐竜とが共存する本当のジェラシックワールドになった。空を見上げればプテラノドンが普通に飛んでいて、海で泳げばモササウルスが何気なく近付いてくる。次作が待ち遠しい。
今後が気になる。
人間の私利私欲・・・
前作で崩壊したジュラシック・ワールドのその後を描く。
島に残され生きている恐竜たち、その島の火山が噴火。
恐竜たちの救出に向かう裏には私利私欲にかられた人間の謀略が・・・
といったところ。
恐竜たちがスクリーン狭しと走り回る映像はスケールが大きく、
度肝を抜かれる。
麻酔で動けなくなったオーウェンが必死に溶岩から逃げる姿には
ちょっと笑いそうになった。
でも・・・島をあとにするときの、ブラキオザウルスが炎に包まれる姿は
さすがに哀愁が・・・
ここから後半は、人間のえぐいところ満載。
結局はお金かよ、みたいな。
その中で新たなメッセージ、「クローン」
恐竜だけでなく、あの少女も・・・
このメッセージをどのように次作へつなげるのか、
そしてその少女により人間界に放たれた恐竜たちはどうなるのか、
次作が楽しみです。
もちろん、ブルーの活躍、オーウェンとの信頼関係にも期待します。
賛否両論...も、あるかと思いますが。
楽しめる映画だった
テラノバの気配
ジェラシックパークの続編。とりあえず。合格点以上。
ジュラシック・ワールド 炎の王国#ジュラシックワールド炎の王国
久しぶりの新作‼️なにせ、BLUE可愛い💕🙆♂️ハイブリッド恐竜のインドミナス・レックス悪すぎる。ガーディアンズオブギャラクシーのクリス・プラットがオーウェン役。クレア役のブラウス・ダラス・ハワードは爆。監督はスペインの出身のJ・A・バヨナが新たに務める。最近ラテンの監督が熱い。
#クリスプラット #ガーディアンズオブギャラクシー
「このシリーズ毎回同じことしてるよね」を払拭した作品
ジュラシックシリーズは毎回同じことの繰り返しで詰まらん。と私の友人各はよく言う。まぁその通りかなと思う。テーマは命の重さと科学の過信は破滅を呼ぶというものだが、パニック映画としてはほぼ毎回同じことをしており単に恐竜を見るのが目的の映画になりつつあった。
久しぶりの新作だった前回のジュラシックワールドで映像の進化と旧シリーズの常識にとらわれない展開であらたなファン層の開拓に成功したものの、やっぱり中身は同じでなんとなくマンネリ感があった。
本作ではその辺りがかなり変わったというか、下手をすると決別したような印象がある。
大筋はロストワールドとほぼ変わっていないのだが、テーマである命の制御と科学の過信、そして破滅をかなり全面に押し出してきており、重く描写されている。ラストの選択では賛否両論あるかもしれないが、あれこそがこのシリーズのテーマそのものを表した行動であったように思える。
恐竜好きには たまらない♪
内容は そこそこですが とにかく恐竜が 大好きな私には ワクワクな映画でした。
ブルー やっぱり 可愛かったな(*^^*)
でも後で よくよく 考えると 人間の自分勝手さや 地球上の生きるもの全てのピラミッドの頂点に 人間が 立っていると 思ってるとこあって 残虐な恐竜さえ 人間の被害者だと 思えた。
逃げ出した恐竜たち 生き残ってくれって 思ってしまった。
これ 映画の世界に迷い込んだ笑
前作越えはしてたけど
シリーズの面白さの再発見
ジュラシックパーク・シリーズはUSJでも看板貼ってたぐらいの
有名作品だが、3まで見ていて特に自分の中でコレと言った印象がなかった。
当然前作のジュラシックワールドも興味が持てず、たまたまCMで見た恐竜が可愛いなぁと思って重い腰を上げて観に行った。
特に高い期待などはしていなかったが、いい意味で裏切られた。
人をも殺せるような上位生物と人間の交流というのは本来ありえないことだ。だからクマやトラなどの生物と人間が懐くというのは、それだけで話題になる。何故だろうか?
そこには我々の本能的な恐れが潜んでおり、それを克服したいという「願望」があるのではないかと思う。
そして自分に従順である動物に対して安心感を懐く。
本来凶悪極まりない性質の動物が懐くほどギャップがあるだろう。
こういう交流物はE.Tやフリーウィリー以来だろうか。とにかくブルーが可愛いの一言に尽きる。ブルーが可愛いから見てくれ!これに尽きるのだが、それだけだとレビューを書いた意味がないから少し内容に言及する。
まずハモンドという旧作を見ていたら聞き覚えのある名前や、序盤のT-レックス(予告で出ていた)など従来のファンのためのサービスが盛り込まれてて流石ロングランシリーズだけある余裕を感じた。
このトリビア故に前作や旧作の見直しがしたくなったのは、映画好きならわかるはずだ!
続いてBGMなのだが、これはシリーズを通してお馴染みのやつだ。この曲が絶妙にマッチしていてやはり、観て良かったと再認識させられた。徐々に控えめに始まり、急に雄大に展開していくこの曲は物語への期待感を嫌が応にでも高めてくれる!これに映画館のスクリーンのデカさが加わって没入感が半端じゃなかった。4Dで観たらさぞや良いだろうなとは思った。
最後に、繰り返しになるが、このシリーズのファンではないが興味を持っている人へ言いたい。迷っているなら、是非観て欲しい。
これを観たらあなたは間違いなくジュラシックパークシリーズに興味を持つ。現に自分がそうだ。シリーズファンを増やす製作者たちの企みにまんまと踊らされることになった。だが、それも悪くないと思えるだけの出来だ。
酷い有り様。
かわいそうだと思った
テーマと演出が噛み合ってないのが残念。
映画が始まって数分後、初めて原題を見て「おや?」と思わせて、ラストに「なるほど!」と膝を打つ。
生命の尊厳や現代の科学や社会の横暴など、深いテーマを投げかけていて、丁寧に描けば相当な作品になったはずなのに、物語の演出は能天気娯楽アクション要素が強くどうにも薄っぺらい。
未知の生命体モノにありがちな「あの手の」人物構成。
噴火・溶岩に関するご都合主義。
厳重警戒の中で秘密裏に行われているのに、関わる人がみんなバカ。
ある登場人物の出生の秘密(今回の作品のテーマとしては非常に意味が深い)が明かされたというのに、その人物をちゃんと描かないので展開も陳腐に見えてしまった。
「ブルーとオーウェンの絆」とやらもどうにも薄味。
…そう、全部薄味なんだよ。
恐竜っていましたっけ?
恐竜って現実にいたっけ?と思うぐらい
リアルで、怖くて、本当に驚く。
現実にいない動物を
あれほどまで再現できたというところに感動。
素晴らしいと思う。
最後のボタンを押してしまうのは
やはり人間は
自分勝手な生き物なんだろうなと思った。
目の前の可哀想なものを助けて
見えない悲しい出来事は見ないという。
クローンやロボットと似たような、
考えさせられる、メッセージを感じた。
ラスボス?のインドラプトルは
もうちょっと怖く作っても良かったと思った。
相変わらずクリスプラットは
イケメンでカッコ良かった!
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