「今後、ジュラシックシリーズはどこへ」ジュラシック・ワールド 炎の王国 おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
今後、ジュラシックシリーズはどこへ
冒頭からアドレナリン出まくりで、最後まで息つく間もないほどドキドキの連続でした。恐竜はもちろんわんさか出てきて、しかもすべて実在しているとしか思えないほどのクオリティで描かれていて、さすがジュラシックシリーズといった感じです。まさに夏休みにふさわしい、大スクリーンで味わうべき娯楽大作です。
ストーリーは単純明解で、主人公たちはご都合主義的奇跡の連続で生き延びるという、ジュラックシリーズの王道展開です。そして、おバカな人たちのおバカな行動が招く、お約束のパニック展開もいつもどおりです。もちろんそういう映画だと思って見に行っているので、そこになんの不満もありません。むしろ期待どおりといってもいいでしょう。
しかし、ラストは予想を大きく裏切られ、なるほどそうきたか!そういうことも十分起こりうるな!と心がざわつきました。そして、ここに本作のタイトル「ワールド」が大きな意味をもっていることに気づかされました。まさにワールドです!
さて、ジュラシックシリーズは今後どこへ向かうのでしょうか。いずれにせよ、人間の強欲と傲慢が、取り返しのつかない悲劇を招かぬよう、本作が鳴らす警鐘に真摯に耳を傾けねばならないと感じました。