劇場公開日 2017年10月21日

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「色褪せない面白さがある」バリー・シール アメリカをはめた男 R41さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0色褪せない面白さがある

2024年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

この映画のメインストーリーは、トム・クルーズ演じるバリー・シールの数奇とも言える人生をアクションタッチで描いているが、世界で起きている問題の根源がアメリカにあるということを、パズルのピースのように出てきたエビデンスを元に作られている。
悪魔の取り引き。つまり、必ず最初は自分で選択させるのだ。仕事の見返りは大抵金だ。
しかし一旦請け負ってしまえば、家族の身の危険という口実で脅され続け、はめられ続け、最後は売られ、やがて殺意街される。
今まででこれから逃れたのは、2~3人もいるのだろうか?
エクスペンダブルズとは、まさに彼らのことだろう。
CIAは何をしているのか? まずは運用資金づくり、そしてスポンサー軍産複合体が設けやすくする手配だ。
主人公であり、その他大勢の一人だったバリー・シールは、最期に今までのことを告白したビデオを作り、それが映画の冒頭に試写される。途中にも。
それが何を意味するのか、視聴者は最後にわかるのだ。
この作り方も、面白い。
映画としての救いは、彼の家族が健全だったとしているが、実際に麻薬カルテルに追われた場合、最初に子供たち、そして妻の膀胱と殺害映像が彼に届けられることになる。
そんな映像も影もなかったのは、娯楽映画として良い着地点だった。

R41
いけいさんのコメント
2024年5月6日

クライム映画を完全な娯楽映画へ!
この振りきり具合、悪くないですよね!!

いけい