「オコーネルにすべてが劣る第2の主人公。」ザ・マミー 呪われた砂漠の王女 幸ぴこリンさんの映画レビュー(感想・評価)
オコーネルにすべてが劣る第2の主人公。
『ハムナプトラ』シリーズは私が小学生の頃に1作目が公開され、見事にハマりそこからコアな映画ファンになった思い入れのある作品。本作が公開された時に叩かれていたのは知っていたが、それでも相応に期待を込めて観てしまった。
私にとって旧作の魅力はクセのあるキャラクターと古代の力を得て死人のクセにキレッキレに主人公たちを追い詰めるミイラ達の動きだったけど、『ザ・マミー』にはその辺は一切引き継がれなかったようで…。
無責任で、自分勝手で、他力本願なちゃらんぽらん冒険野郎ニック。
聡明だけど登場シーンの「私はこの人と寝た」発言が普通に考えると結構キモイ冴えないヒロイン、ジェニー。
唯一の華だと思えたのは悪の権現っぽいヒール、ソフィア・ブッテラ。
よもやその設定いるんですか?と言いたくなるところにラッセル・クロウ…。この映画、全体的に何がしたいんだかよう分からんかった。トム・クルーズに新たなヒーロー像を!という目論見なら多分失敗していると思う。
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