スプリットのレビュー・感想・評価
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ホラー映画の申し子、アニャ・テイラー=ジョイ
マカヴォイに負けず、ヒロインのアニャの演技が見事。そして、何とも不思議な魅力を放つ顔。くっきりした目鼻立ちはモデル風でもあるが、とりわけ大きな目に独特の暗さがあり、闇を感じさせる表情がトラウマを抱えた女子高生のキャラクターにぴったり。単に怖がるだけの凡百の絶叫クイーンならマカヴォイの熱演も空回りしていたかもしれないが、アニャの謎めいた雰囲気と複雑で繊細な表情のおかげで、多重人格の監禁犯との対決が一層サスペンスフルで刺激的なものになった。
マカヴォイのカメレオン演技は確かに達者ではあるけれど、2時間の映画で24人格は無理がある。ダニエル・キイスの 『24人のビリー・ミリガン』で日本でも有名になった実在の多重人格者に倣ったのだろうが、劇中できちんと演じている人格は5つ程度。ほかの人格を無理矢理数合わせのためにビデオで登場させずとも、最初から絞って脚本を書けばいいのに、とシャマランに苦言。
ジェームズ・マカボイの多重人格の演技がすごかった!!!
正直言って、もっともっと怖いかと、期待したけれど・・・
2時間弱、休みなしでぶっ通しで観た。
だから面白かったのだと思う。
でもブッチギリで怖いとか、ギャーーーって悲鳴をあげるとか、
目を覆うシーンもなかった。
多重人格者の男(ジェームズ・マカボイ)が、いちいち心理カウンセラーに
お伺いをたてるのにも首を傾げた。
誘拐監禁される3人の女子高生も、そんな酷い目にも合わず、
怪我するわけでもない。
マカボイ乃怪演は怪演なのだけれど、
9歳の少年から、女装の女、リーダー役と上手い。
24番目の人格がこの映画のクライマックスなのだけど・・・
その後の《監禁場所の謎解き》は、面白かった。
(意表を突かれました、参った‼️)
またマカボイの怪演に勝るとも劣らないアニャ・テイラー=ジョイの
存在感と凄みそして美しさ、貫禄。
やはり次世代のスターの片鱗を見せ付けています。
多重人格者の弱みにつけ込み、弱いところを突く賢さや強かさ。
少女の頃の過酷な体験などが、しっかりと表現出来ていた。
圧倒的に面白くはないけれど、2時間は集中出来た。
衝撃的・・・とまでは言えない。
ビリー・ミリガンか?
ブラック・ジャックの人面瘡
前半眠気とのバトルだった…。 センスすごーい。よく分かんないけどつ...
ジェームズ・マカボイの人格変わり時が見もの
主演のジェームズ・マカボイの演技を観るだけで楽しめる。目の動き、額の皺、声を聞かずとも誰に代わったかが分かる。圧巻の一言。
アニヤさん、えらい綺麗だなーと思って観てたけど、ウィッチの子だったんですね。あの目が印象的。
実際には23人(+1人は別にして)もの人格が出てくるわけではないけれど、次々変わる人格にハラハラさせられました。
最後の歯ブラシが写るシーン、彼らは彼らなりに生きにくかったのかなぁと感じられて、少し切なくなった。
シャマラン監督は好き
後半サスペンス映画ではない
見知らぬ男に拉致され、密室に閉じ込められた女子高校生3人組。男は多重人格で激しく人格が入れ替わるさまをみながら彼女たちは脱出方法を模索しようとするが、最終的に恐ろしい人格が目覚めてしまい…というストーリー
全体的にはなかなかスリル感あって楽しめたが、最後が…という感じであった。
途中までは入れ替わる人格を利用してどのように女子高生たちが脱出できるのか?というサスペンス要素が大きかったが、後半、男が最後の人格に目覚めてしまってからは、SFというか人智では到底太刀打ちできないアメコミの敵キャラを相手にしているような内容になっていった。
犯人も捕まることなく、主人公の過去の虐待も結局解決することなく、なんだか未消化だった。
3部作の2作目?繋がってます。
稀に見る駄作
個人的に好き
うーん、、、?期待しすぎたかもしれない
24人格は、あくまでスパイスとして。
実際には主要人格しか登場しないのは残念、限られた上映時間では致し方無いところか。逆に言えば、無駄な人格はほとんど無意味、ストーリー上で省いたのも納得とも思う。
そこを踏まえて、マカヴォイの怪演が光る。声の高さや抑揚、表情、雰囲気まで自在。どの人格なのかをしっかり演じ分けている。何とも言えない怖さを醸し出しており凄い。
そして、ヒロイン役アニャの引き込まれる目、過去の経験からの落ち着きや判断、行動力。何より闇を纏った雰囲気と表情が素晴らしい。
展開としては大きな盛り上がりは無く、、、ホラー?サスペンス?ミステリー?事件としても解決はせず、消化不良な印象。もう一捻り、脚本を練って欲しかった。
次作、【ミスター・ガラス】に期待。
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