「後半サスペンス映画ではない」スプリット しょたごんさんの映画レビュー(感想・評価)
後半サスペンス映画ではない
見知らぬ男に拉致され、密室に閉じ込められた女子高校生3人組。男は多重人格で激しく人格が入れ替わるさまをみながら彼女たちは脱出方法を模索しようとするが、最終的に恐ろしい人格が目覚めてしまい…というストーリー
全体的にはなかなかスリル感あって楽しめたが、最後が…という感じであった。
途中までは入れ替わる人格を利用してどのように女子高生たちが脱出できるのか?というサスペンス要素が大きかったが、後半、男が最後の人格に目覚めてしまってからは、SFというか人智では到底太刀打ちできないアメコミの敵キャラを相手にしているような内容になっていった。
犯人も捕まることなく、主人公の過去の虐待も結局解決することなく、なんだか未消化だった。
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